晴天の価値 2月中旬に出張で千葉へ行った。5日間の滞在中はずっと快晴で、気温は20℃に迫る春のような暖かさだった。仕事は朝から晩まで現場を走り回る過酷なもので、身体的にも精神的にも追い込まれた。毎朝、京葉線から見える美しい景色を眺めて正気を保っていた。太平洋へ燦々と…
4月 7 日刊 谷岡一郎 『SFはこれを読め!』(ちくまプリマー新書 予価780円) 4月 8 日刊 シオドア・スタージョン 若島正編訳『海を失った男』(河出文庫 924円) 4月11日刊 北原尚彦・西崎憲編『ドイル傑作集4 陸の海賊』(創元推理文庫 予価882円) 4月25日刊 平山夢明・吉野朔実『狂気な作家のつくり方』(本の雑誌社 予価1575円) 4月下旬刊 『W・デ・ラ・メア短篇集』(国書刊行会 予価2520円) 4月下旬刊 ウッドハウス『エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏』(国書刊行会 予価2310円) 4月下旬刊 イサベル・アジェンデ 『ゾロ』(仮題)(扶桑社ミステリ) 4月下旬刊 アル・セッケル『だまし絵ベスト・コレクション』 (仮題)坂根厳夫訳(創元社 予価6300円) 4月予定 日下三蔵編『日本SF全集1 1957-1971』 (出版芸術社) ちくまプリマー新書からは谷岡
私見では、ミステリやSFに比べて、いわゆる「幻想文学」に関する入門書・ガイドブックは、日本では少ないように思います。狭義のホラーやファンタジーに絞れば、例えば荒俣宏『ホラー小説講義』(角川書店)、尾之上浩二編『ホラー・ガイドブック』(角川ホラー文庫)、石堂藍『ファンタジー・ブックガイド』(国書刊行会)、小谷真理『ファンタジーの冒険』(ちくま新書)などの名前が挙がってきますが、広い意味での「幻想文学」の入門書となると、なかなか見当たりません。強いてあげるなら、「幻想文学」編集部編『幻想文学1500ブックガイド』(国書刊行会)などがそれに当たるのでしょうが、名著であるのは確かだとしても、入門書というのとは、ちょっと異なる感じです。 その点、フランツ・ロッテンシュタイナーの『ファンタジー(幻想文学館)』(創林社)は、世界の「幻想文学」を要領よくまとめた本で、類書のなかでもバランスのとれた良書だと
最近、内田麻理香『恋する天才科学者』講談社を読んだので、ついでに今までに読んだ科学者伝もいくつかいっしょにして紹介してみようと思う。 恋する天才科学者 作者: 内田麻理香出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/20メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 138回この商品を含むブログ (33件) を見る 科学者の伝記オムニバス本というのは、けっこうあるのだが、実はあまり面白いものはない。ぼくは書籍を書くために何冊も読んだが、資料としてはとても良いものがあるものの、読み物としての個性を持ったものは多いとは言えない。そんな中で挙げたいのは内田本の他に、二つあり、 一つは、森毅『異説数学者列伝』ちくま学芸文庫異説 数学者列伝 (ちくま学芸文庫) 作者: 森毅出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (9
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