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2008年5月5日のブックマーク (1件)

  • 文学と音楽の蜜月時代(或いは妹との想い出) - 心揺々として戸惑ひ易く

    「それにしてもお兄ちゃんって全く年をとらないよね。ドリアン・グレイ?(笑)」 誕生日を迎えるたびに思い出す、妹からのメール。 妹といっても、実の妹はいない。 *1 しかしある意味では実の妹以上の親しさをもって接してきた。 「いつか、お兄ちゃんが誰かのものになってしまって、今のように話せなくなるのは寂しいな」 結婚しても変わらないでいられるのが兄妹なんだから心配することないだろって言ったけど、 結局は妹が先に結婚をして、連絡をとりあうこともなくなって数年が過ぎた。 残されたのは、幾つかの言葉と、くまのぬいぐるみ。 「これ、もらってほしいの」 「なに?」 「これはね、私が辛いとき、いつも慰めてもらってきたの」 「そうなんだ」 「いつもこうしてね、頭を撫でていると、落ち着いたの」 「うん」 「だからね、これ、あげるね」 「そんな大切なもの、もらえないよ」 「お兄ちゃんに持っていて欲しいの」 「で

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