新潮社 2009年5月 青豆と天吾 「1Q84」についてみなさんどのような感想をもっているのだろうと思い、インターネット上でいくつか感想をみていて、finalvent という方の評で、青豆の物語は天吾の書いている小説の世界なのだということが書いてあるのをみて大変びっくりした。そういわれてみれば、確かにそう読めるような気がする。天吾は、「空気さなぎ」の改作をきっかけに、自分としての月が二つある世界の物語を作り始めているのだから。鋭い読みをするかたがいるものだと敬服した。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/06/1q84-book1-book.html この物語にはなんとなく辻褄があわないように思えるところがいくつかあるのだが、そのようにみればいくつかの疑問点は消失するのかもしれない。それと同時にこの物語は一層入り組んだ構造
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