診察日。 診察室に入っても言葉が出てこない。 「書くことはできそう?」と言われ、紙に書く。緊張感が強く手が震えて上手く書けないけれど、何とか書く。 最初に書いた言葉が「自分が嫌い」 この自己否定感というのは、何かあると出てくる。自分を責めても良いことはないのだけれど、なかなか消えない。 それでも、今の状況の中で衝動的な行為がないというのは、かなり良くなったのではないかと思う。私の場合、衝動的な行為というのは、自傷行為や人や物に当たること。 先生に「衝動的な行為をするのとしないのとでは、どちらが楽だと思う?」と聞かれる。これはしない方が、ずっと楽。何故なら後で自分を責めないですむから。自分を傷付けるとその時は楽になるのだけれど、後でものすごく後悔する。今より調子が悪かったときは抑えることが出来なかったので、どうしようもなかったのだけれど。私の腕には、うっすらと傷跡があって、それを見るたびに何