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ブックマーク / senese.cocolog-nifty.com (1)

  • イタリア現代詩の部屋

    V わたしは甘美に燃える 灯りだ! より孤独で、より遅い時間に、 より悲しい、重苦しく、 より善良な影で、兄弟よ! わたしが、もの思う 子供の上に、 祈る母、泣く揺りかご おしゃべりする卓 沈黙する石棺の上につらされた灯りであれかし。 わたしの純潔な炎は 遠くから、大地を踏みしめて 夜進み、心で泣いている放浪者に 人生の青白い道を照らす。 彼は立ち止る。が、私の光線が、 優しいたましいの中に燃えるのを見て、 暗い旅路を再開した、 歌いながら。 (訳者妄言) パスコリの詩の最終連。人生を行く旅人を照らす灯りとして「詩」は描かれている。パスコリは、詩の果たす役割に強い自負心を持っていたことがうかがえる。 原文は、 Io sono la lampada ch'arde soave! nell'ore più sole e più tarde, nell'ombra più mesta, più

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