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ブックマーク / www.yokikotokiku.net (2)

  • 僕の大切な本 : 本棚の周辺

    僕の大切な 僕の大切なを、むりやり10冊挙げるとすると、こうなります(2003年8月21日現在)。 01.梨木香歩『からくりからくさ』 ……違和感のない透明感。人は日常を生き抜くために生まれるのです。 02.梨木香歩『裏庭』 ……傷ついたあなたに。なんだか力が湧いてくる。 03.遠藤周作『深い河』 ……ある意味、僕の生き方を決めた。僕が論文を書く出発点になったのはこの。 04.遠藤周作『女の一生(一部・二部)』 ……深く共感する。しっくり度No.1。僕たちは過去の人々に支えられている。 05.三浦綾子『泥流地帯(正・続)』 ……僕を初めて泣かせた。生きるのがつらくなったときに決まって読む。 06.佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』 ……佐藤さんの作品は全部好きだけど、1冊挙げるとすると、これかな。 07.村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』 ……不可解な世界から感じたメッセー

  • ねじまき鳥クロニクル : 本棚の周辺

    ねじまき鳥クロニクル 村上春樹の作品の中で僕が最も好きな作品。 この作品は3部作ですが、加藤典洋編『村上春樹 イエローページ』(荒地出版、1996年)によると、「当初、この作品は、未完と断ることなく最初の2部が同時刊行され、そのまま完成作として受け取られたが、1年4ヶ月後に第3部が出て、最終的に3部構成で完結した。このことについては作者は、第2部までの作品と第3部までを加えた作品は、2つの独立した作品と考えてもらってもよい、と言っている」とのことです。 たしかに、第3部は2部までとは、ちょっと雰囲気が変わっていますが、こういう背景があったんですね。この作品を読む上でこのことを念頭に置いておくと、ねじまき鳥の世界を理解しやすくなると思います。 僕はこれまでこの作品を4度読んでいますが、4度目にしてようやくこの作品のことを多少理解できたような気がしています(最初読んだときからこの作品は大好きだ

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