2014年度、大手民鉄16社の多くで輸送人員が減少しました。しかし東京メトロだけは大きく伸び、その低下分を1社で補う勢いです。なぜ、そうした東京メトロの「一人勝ち」ともいえる状況が生まれているのでしょうか。そこには東京と首都圏、そして日本の「いま」が見えてきます。 東京メトロだけ大きく増えている輸送人員 若者を中心とした自動車離れがささやかれるようになって久しいですが、人口減が進む日本においては、公共交通機関である電車においても利用率低下は課題になりつつあるようです。大手民鉄16社の輸送成績を見ると、大半の乗客数がマイナスという結果が出ています。 西武線内を走る東京メトロの副都心線向け車両10000系(写真出典:photolibrary) ただそのなかで唯一プラス傾向が見られるのが、東京メトロです。減少傾向にあるといえる鉄道需要のなかで「一人勝ち」するその理由を探っていくと、より人口増加が
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