半世紀にわたってスペイン北部のバスク地方の分離独立を求め暗殺や破壊行為を繰り返してきた過激派組織が解散し、多くの犠牲者を出してきた武装闘争に終止符が打たれることになりました。 1959年に設立されたETAは、バスク地方の分離独立を求めて半世紀にわたりスペイン政府の閣僚の暗殺や空港の爆破などの破壊行為を繰り返し、これまでに850人以上を殺害したとされています。 しかし、組織の弱体化などから7年前に武装闘争を放棄すると宣言し、去年、フランスの警察当局に保有する武器を引き渡しました。 ETAは解散の理由について、「新しい歴史の局面に移るべき時がきた。われわれの歩み終わった」としています。 スペインとの国境近くのフランス南西部の町では4日、ETAとの対話にあたってきた関係者などが集まり、ETAがすべての活動を停止し完全に解散したことを歓迎しました。 一方、スペインのラホイ首相は「敗北を認めるまでに
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