ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (7)

  • 北欧バイキングの死装束にアラビア文字見つかる

    バイキングの墓から見つかる死装束にアラビア文字が織り込まれていたことを、スウェーデンの研究者が発見した。これらの衣服は100年以上前に見つかったものだが、バイキング時代の典型的な死装束として片付けられ、そのまま保管されていた。新たに行われた調査により、はるかに興味深いものであることが明らかになった。 死装束が見つかった場所は、バイキングの船葬墓やバイキング時代の主要都市ビルカの墳墓。「興味深いのは、『アラー』という単語が鏡文字で記されていたことです」と、文字を発見したスウェーデン、ウプサラ大学のテキスタイル考古学者アンニカ・ラーソン氏は語る。(参考記事:「有名なバイキング戦士、実は女性だった」) 北欧で見かけない幾何学模様 文字は、絹の帯に銀糸で織り込まれていた。ラーソン氏は、バイキング時代の埋葬に関わる慣習は、死後に天国で永遠の生を得るという思想のほかに、イスラム教の影響も受けていたので

    北欧バイキングの死装束にアラビア文字見つかる
    inside-rivers
    inside-rivers 2017/10/17
    古来から人間社会は、一般的に考えられている以上に広範囲に結びつき合ってたんだろう。はじめはみんな同じスタート地点なんだし、遠く離れていても互いをまったく意識しないはずはない
  • ヨーロッパ諸語のルーツは東欧。DNA分析で判明

    4500年以上前にドイツ中部で埋葬された男性の人骨。この後、東欧から移住した考えられる集団とは、共通の祖先を持たないことがわかった。(PHOTOGRAPH BY JURAJ LIPTAK, LDA SACHSEN-ANHALT) ヨーロッパ大陸全域で話されている言語のルーツはどこにあるのか。このほど行われたDNA分析で、約4500年前、現在のロシアウクライナにまたがる草原地帯から移動してきた牧畜民が使った言語がルーツとする説が発表された。 長く狩猟採集が続いた先史時代のヨーロッパで、農耕が始まったことは画期的な出来事と位置付けられている。ヨーロッパでの農耕は、東方の農耕する集団がヨーロッパへ移動したことから始まったとされる。 ところが2015年3月2日、科学誌「ネイチャー」に、ヨーロッパへの集団の大移動は1度だけではなく、2度あったとする研究論文が発表された。この説では、最初の集団の移動

    ヨーロッパ諸語のルーツは東欧。DNA分析で判明
  • データで見る再生可能エネルギー

    教養って何でしょう? 広辞苑では「単なる学殖、多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」と説明されています。時事ネタをたくさん知っていても、それだけでは教養になりません。時事ネタに触れたときに、その意味を読み解く力を与えてくれるのが教養です。欧米には「リベラル・アーツ」の伝統があり、ギリシャ・ローマの時代から教養がとても大事にされてきました。この連載では書籍『ビジュアル教養大事典』から、いま身につけておくときっと良いことがある知識を厳選して紹介します。 この4月から「住宅・建築物の省エネルギー基準(省エネ基準)」が完全施行されます。かつての基準は断熱性など建物だけを対象としていたものでしたが、2013年に改正された新しい基準では、家電や発電などの設備までを対象に含め、建物全体の省エネ性能を評価するものとなっています。商業施設やホテル、病院など

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  • 驚嘆の歴史的価値、イスラエル沖で大量の金貨発見

    海底から発見された2000枚の金貨の一部。イスラエルの古い港町カイサリアの沖に眠っていたのを、このほどアマチュアダイバーが見つけた。(Photograph by Jack Guez, AFP/Getty) 中世イスラム王朝の金貨が海底から大量に発見された。地中海東部では最大規模であるばかりか、この先さらに遺物が出てくる可能性がある。 過去に例のない2000枚もの金貨が見つかったのは、イスラエル北中部の沖合。考古学者によると地中海東部では史上最大の規模であり、しかもまだ一部に過ぎないかもしれないという。 金貨は、ファーティマ朝の公式通貨「ディナール」と確認された。紀元909年から1171年まで地中海沿岸の大部分を支配していた王朝だ。 発見は偶然だった。2月初め、古代の港町カイサリア沖合の海に潜っていた6人のアマチュアダイバーが、海底の金貨に目を留めた。初めはおもちゃのコインが何枚か落ちている

    驚嘆の歴史的価値、イスラエル沖で大量の金貨発見
  • 古代の黒焦げ巻物、著者は快楽を追う哲学者

    最新のX線技術で一部が解読されたパピルスの巻物。紀元79年の火山噴火でローマの都市ヘルクラネウムは壊滅し、炭化した巻物が残された。(Lexington Herald-Leader) 紀元79年のベスビオ火山噴火の高熱で黒焦げになったパピルスの巻物が、X線技術の活用により、解読できる可能性が出てきた。 この巻物は、古代ローマの都市ヘルクラネウム(現在のイタリア、エルコラーノ)で書かれたもの。20日に発表されたX線分析の結果によれば、これまで内容が分からなかった一部の巻物に関し、その秘密が明らかになるかもしれないという。 ヘルクラネウムは、紀元79年のベスビオ火山噴火により、有名なポンペイの街とともに壊滅した。炭化した巻物およそ800巻が探検家によって発見されたのは260年前のことだ。通称「パピリの館」(Villa de Papyri)と呼ばれるその建物の書庫は、噴火によって15メートルを超す

    古代の黒焦げ巻物、著者は快楽を追う哲学者
  • 肉食恐竜ユタラプトルの集団化石、米国ユタ州で

    米国ユタ州の切り立った斜面から、恐竜の化石が入った9トンの岩塊を慎重に運ぶ。(National Geographic) 2014年末、米国ユタ州の山から、ユタラプトルという恐竜の化石が入った重さ9トンの砂岩の塊が切り出された。ユタラプトルは、映画『ジュラシック・パーク』で一躍有名になったベロキラプトルに近い仲間の肉恐竜。羽毛に覆われ、後肢には巨大なかぎ爪があり、ベロキラプトルを筋骨隆々にしたような体つきだったと考えられている。 今回切り出された岩塊に埋もれている化石は、過去に見つかっているユタラプトルの化石の中で最も大きい。科学者たちは、この岩塊の中に6頭のユタラプトルの化石が入っていると見ている。群れで狩りをしている最中に、流砂にはまって生き埋めになった可能性がある。 集団で狩りをしたか ユタラプトルについては集団で狩りをしていたかをめぐって論争があるが、今回発掘された化石によって、長

    肉食恐竜ユタラプトルの集団化石、米国ユタ州で
  • クイズ王に勝った人工知能、今度は料理の独創レシピ

    先日、米国ニューヨーク市で開催されたパーティーで、独創的な料理が振る舞われた。枝豆、アンズ、カルダモンをきかせた芽キャベツを巻いたチョコレートブリトー。料理を指揮したのはソフトウェア技術者のフロリアン・ピネルだったが、レシピを考案したのは彼ではない。IBMの人工知能「ワトソン」だ。 ワトソンは、2011年に米国の有名クイズ番組で人間のクイズ王に勝利したコンピューターとして知られている。この戦いでワトソンは、インターネットに接続されていない状態で、自然言語で示された問題から解答を導いてみせた。その際、この人工知能が使ったのは研究者が事前に入力しておいたデータのみ。そこには一般的な情報だけでなく、だじゃれや同音異義語、スラングの使い方なども含まれていた。 ワトソンは単なる知識のデータベースではなく、データを処理し、仮説を立て、過去の失敗にもとづいてプロセスを修正することができる。この3つの能力

    クイズ王に勝った人工知能、今度は料理の独創レシピ
    inside-rivers
    inside-rivers 2015/01/10
    これすごく面白い。GPSで場所を理解して、食べる人の味覚や文化とその周辺で揃う食材を考慮して、レシピを作ってくれたりと想像力が広がる。
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