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2013年1月20日のブックマーク (1件)

  • 準結晶をめぐる冒険 | 大栗博司のブログ

    今日の物理教室談話会の講演者は、Caltechに客員教授としていらしているプリンストン大学のポール・スタインハートさんでした。スタインハートさんは、インフレーション理論や暗黒エネルギーの理論など宇宙論の基礎的研究で有名ですが、準結晶の数学的定義を与えたことでも知られています。 準結晶は、1984年にダニエル・シェヒトマンさんらによって発見され、シェヒトマンさんは2011年にノーベル化学賞を受賞しています。 結晶は原子が周期的に並んでいる構造ですが、このような構造は古くから分類されていました。特に、5角形の対称性を持つ結晶は存在しないと考えられていたのですが、シェヒトマンさんらはこのような対称性を持つ物質を作ってしまったのです。シェヒトマンさんらの発見した物質は不安定でしたが、東北大学の蔡安邦さんらが安定な準結晶を発見したので、その存在が広く認められるようになりました。 シェヒトマンさんらの

    準結晶をめぐる冒険 | 大栗博司のブログ
    inugamikoubouathangul
    inugamikoubouathangul 2013/01/20
    理論的に存在して人工的にも存在した準結晶が自然界に存在していないか。これを追ってある科学者のまさかの大冒険。面白い。