ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (54)

  • 専業主夫願望を叶えるために - ohnosakiko’s blog

    家事万能ホスト 『バックラッシュ!』を非難する(深夜のシマネコBlog)……「女性が社会進出したために仕事を奪われた「弱者」の男は困窮している。誰か僕をお嫁にもらってくれ」という主張。 上のブログ主は、フェミニズムが「男女平等」を唱えるなら、社会進出して経済的に「強者」となった女性は、今までの男が女にしてきたように、仕事に就けない「弱者」の男性を扶養すべきであり、男性にも専業主夫ルートが用意されるべきだと言っている。 そこを押さえないで、女性の権利ばかり主張するのは「弱者」男性を切り捨てた「女性優遇」にしかならず、そうしたフェミニズムに対してバックラッシュが起こるのも当然ではないかとの見方。 これに対していろいろと意見が出た。私が見たのは以下の通り。 共感はできても賛同してはいけない「『バックラッシュ!』を非難する(macska dot org)……フェミニストからの反論(それに対する反論

    専業主夫願望を叶えるために - ohnosakiko’s blog
    inukorori
    inukorori 2015/05/24
    なんで世間一般から飛び抜けて美しくもなく、家事が上手いわけでもなく、教養もない女性が主婦やれてたのかっていうのは、同じく特にとりえのない男性が大黒柱やれてたのと同じくらい今となっては謎だからな。
  • 家事ハラと「躾」 - ohnosakiko’s blog

    「家事ハラスメント」なる言葉がネットでもテレビでも取り上げられていて、「注意や指摘してるのをハラスメントとは」「いやこれが職場なら完全にハラスメント」「共稼ぎで「夫が手伝っている」というのがおかしい」などなど、議論侃々諤々ですわね、奥様。 「セクハラ」という言葉を獲得して女性がモヤモヤした感情の原因を突き止め溜飲を降ろしたあの時代に、将来「ハラスメント」という言葉が男性である夫から私たち女性に向かってくるとは、誰が想像したでしょうか。だいたい「ハラスメント」って権力関係のあるケースで使う言葉じゃございませんでした? あ、家庭内では完全に>夫ということですか、了解しました。 それはさておき、夫婦フルタイムで共稼ぎの場合、夫の方が「家事を手伝っている」程度の認識では拙いでしょうけど、共稼ぎでもがパートで夫より拘束時間が短ければ、必然的に家事労働の中心はになり、家事なんてほぼ「慣れ」の賜物

    家事ハラと「躾」 - ohnosakiko’s blog
    inukorori
    inukorori 2014/07/18
    私の中で「ルンバと食器洗い乾燥機とドラム式洗濯機がなくてどうやって生活してるの?」と不思議そうな顔のタカルと「ブラフーナ、タカル!」と笑うシャーがうるさい。
  • 『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog

    「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きるのに余計なものであるとして、発揮する機会を奪われてきた。女性の生き方として賞揚されてきたのは、生まれて初めて出会った異性と恋に落ち、一生の愛を誓い合って生きること。しかし今やロマンチックラブのベールは剥がれ、一方で女性が能力を発揮しそれを正しく活用することが、社会の発展にも寄与するということになった」 このようなジェンダー観を、この作品も共有しているように見える。 その上でこの物語を要約すると、 「女は自立や自己解放を追い求めるべきだが、それはこの社会では孤立と紙一重。かといって男はもう当てにならない。なぜなら女がこれまで分断されていたのは、男の作った社会規範のせい(女の特殊な能力を封印させるのもその一つ)だから。頼れるのは同じ女だけ。シスターフッド万歳! ただし男社会での出世を望まない男なら

    『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog
    inukorori
    inukorori 2014/05/04
    エルサが魔法の氷装飾品で内職してクリストフがドワーフの品と偽って他国に売り捌いてる間にアナが妊娠、出産。国内唯一の大商人かつ王位継承権を持つ子の親として次第にクリストフが実権を握るなか、王子の兄たちが
  • 「偉い男」ほど厄介なことになる - ohnosakiko’s blog

    父が入居している有料老人ホームの、介護士の人に聞いた話である。 「施設に入って認知症が急速に進むのは、女性より男性です。その中でも多いのが、会社の社長さんとか学校の先生。社会的には「偉い立場」で、ずっとこれまで自分が指図する側で来た人ですね。それが、環境が変わって人から看てもらうようになった時、気持ち的に自分の立場を受け入れられなくて、おかしくなってしまう」。 そうでしょうとも‥‥と、父を見ていて思った。 社長さんはどうなのか知らないが、教師は現在、大昔に言われたような「偉い人」ではない。「先生」が「先生」というだけで一応尊敬の眼差しで見られた時代は、とうに過ぎ去った。でも今、老人ホームにいる人は「先生がまだ偉かった時代」を生きてきた人である。89歳の父はまさにその典型だろう。 高校教師を長年勤め、頭のてっぺんから足の先までガチガチの先生気質だった父。家族の上にも父親兼教師として君臨してき

    「偉い男」ほど厄介なことになる - ohnosakiko’s blog
    inukorori
    inukorori 2013/11/24
    "もっとずっと単純なことしかできなくなっている可能性がある"「絵から意味を読み取れない」「物語を追えない」「ゲームのルールを覚えられない」とか、体が動かないのと別に起こりうることですからね
  • 子どもの「美術離れ」と大人の「信仰」 - ohnosakiko’s blog

    くらしナビ・学ぶ:美術離れ、い止めたい 武蔵野美大、公立小中の出張授業 - 毎日jp(毎日新聞)より 子供の「美術離れ」が懸念(けねん)されている。学力低下が指摘される中、昨年度から完全実施された中学の学習指導要領で、美術や音楽の選択教科が廃止され授業時数が減ったためだ。とはいえ、保護者も芸術よりも学習を重視する傾向にある。国内有数の美術大「武蔵野美術大」(武蔵美、東京都小平市)は「美術だからこそできる教育がある」と、学生や卒業生の出張授業に力を入れている。 多摩美もだいぶ前から、こういう出張授業の取り組みをしていたと思う。学校側も、「外注」した方が子どもを刺激できると考えているのかもしれない。 しかし少なくとも中学校においては、受験科目にない美術・音楽にいずれしわ寄せが来ることは、「ゆとり教育」が終わった時目に見えていたのではないかと思う。生徒にとって美術はほとんど息抜き、”癒しの時間

    子どもの「美術離れ」と大人の「信仰」 - ohnosakiko’s blog
    inukorori
    inukorori 2013/07/19
    "教養、知識は必要だと思っているのだ"いや、「わかるようになることが必要」とは言ってない。理科で「この単元を理解したら身の回りの電気機器への理解が深まると思いますか?」と質問された時を想像せよ
  • 彼女の顔には細部がない・・・アニメの中の描写の落差について - ohnosakiko’s blog

    (※長めの追記をしました) 『借りぐらしのアリエッティ』のDVDを借りてきて見ていた時のこと。 室内の描写が凝っている。その部屋の中に登場人物が入ってきたところで、覚えのある違和感が。写実的な背景と、非写実的な人物が、不釣り合いに感じる。まるできっちり作られた三次元の舞台に、二次元の人間がいるみたい。 背景と人物の描写のレベルが明らかに違う点については、前から多少気になっていた。 背景の描写が陰影も含めて細かくリアルに描き込まれているのに、そこに登場する人物はベタ塗りでペラッとしていて所謂アニメ絵。ジブリに限らず日のアニメの「美術」は、背景画だけで展覧会が開催されるほどのレベルに至っていたりするので、結果、人物とのギャップが生まれ易くなる。*1 ヨーロッパのアニメは例えばチェコ・アニメにしても、背景と人物とのテイストや描写レベルの落差がなく、概ね全体的な統一が図られているという印象がある

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    inukorori
    inukorori 2011/08/17
    漫画では「絵がうまいor安くて経験のないアシスタントの描いた背景と、勢いや直感的魅力を求められる漫画家の描いたキャラとの絵柄の乖離」なんて当たり前のことなのであまり言及されない。
  • 女の子の欲しいもの - ohnosakiko’s blog

    夫が職場の人から聞いてきた話。 最近、高校3年や大学4年で妊娠する女の子が増えているそうだ。その人の近所にも数人そういう娘がいて、他でもそんな話をポツポツ聞くという。 高校や大学の最終学年というと就活まっただ中の人が多い。しかしその女の子たちは、社会に出て僅かな報酬のために苦労しながら働くのはまっぴらだと思っている。そこまでやりがいのある仕事なんかないし。 しゃかりきに働きながら一生独身を通すのも、仕事+家事育児分担という共稼ぎスタイルも、どっちもしんどそう。専業もセレブでない限りつまんなそう。でも子供はほしい。 そこで、つきあってる男の子供を計画的に妊娠する。親バレし、就活どころではなくなり、男も外堀を埋められ逃げられなくなってでき婚。 しかし娘はその男と結婚したいのではなく子供がほしかっただけだから、数年経つと夫婦仲はうまくいかなくなって離婚。 子供を抱えて生活能力もない若い娘の生活は

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    inukorori
    inukorori 2011/01/04
    ♂は嬉しいかなこれ? 遺伝子の受け渡し先より思想の受け渡し先に執着するのが人間だと思ってた。ヒューマニズムこじらせてるかも知れないな。
  • ファリックマザーとかナチュラルメイクとか - ohnosakiko’s blog

    読んでる人は読んでるが、読んでない人は全然読んでない(当たり前か)拙ブログのコメント欄。 この10日ほど同じ名前の書き込みが連続している場面を見て引いていた人もいるかもですが、ざっくり言うと脂さんという人による「ohnosakikoという症状」分析です。面白いのでよかったら読んでみて下さい。長いけど最初から順にいくのがおすすめ(専門用語がイミフでも斜め読みで)。 全部繋がっていますが3つの記事に渡っているので、下にざっと各コメント欄の概要を。 1. ここから。脂さん殴り込み(初めのうちは「最近」さん。「細菌」の誤変換だったらしい)。フェティシズムの話から始まり、脂さんによる私の分析が中心。脂さんによれば私は「親という症状」、「正常という精神疾患」、「絶対的加害者」(「普通」という言葉について)、「ヒステリーより自罰パラノイアがはまり役」、(言動が)「ダブルバインド」。だいたい当たっている。

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    inukorori
    inukorori 2010/12/31
    そうかー。うーん。
  • id:font-daさんへのお返事 - ohnosakiko’s blog

    id:font-daさんにハイクのポストでidコール頂きました。 http://h.hatena.ne.jp/font-da/9258658669874907460 これについてid:elveさんにお返事まだ?と聞かれてブコメで「返事はこないだの記事に既に全部入っているのでしないです」と今朝書いたのですが、少し質問もあるのでやはり書いておこうと思います。 だいたいセクハラだと批判している人々の中で、自分の意見をちゃんとまとめてidコールしてくる人って、id:font-daさんくらいのものですし。*1 で、ほとんど書いてからfont-daさんがブログでずっと長くて丁寧な記事にしているのを見つけたのですわ(半分位は引用だけど)。あー‥‥。これに合わせて書き直す余力がない。でもハイクと重なる部分もありそうなので、あまり手を入れ直さないでこれはこれでアップしておきます。 id:ohonosakik

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    inukorori
    inukorori 2010/12/23
    "わたしじゃなく、わたしがいるこの世界の方が重要、ってわけ。"
  • 内心、振る舞い、表現、暴力 - ohnosakiko’s blog

    おばさんのフェティシズム フェティシズム、セクハラ、ロリコン(前記事への反応に応えて) 先日のコメント欄で「「セクハラってのはおかしくないか、それを言うなら性的虐待と言うべきでは?」という問いに、「セクハラだ」と言ってた人々が全然反応してくれなくて寂しいです」と書いたら反応があった。 mimipann セクハラと虐待の区別はどうでもいいと思います。セクハラは悪くて虐待は良いとかではないはず。 http://b.hatena.ne.jp/mimipann/20101216#bookmark-27335997 (ブコメ後半はフェティシズムについてであり、件とはずれるので省かせて頂きました) ええと‥‥性的虐待が「良い」わけないでしょう。誰がそう言っているんですか? もしかして、私がセクハラと言われるのが厭なばかりに、「いや私のしたのは性的虐待ですから。そっちなら良いんでしょ。私は別に悪くない

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    inukorori
    inukorori 2010/12/19
    ほっこり系(笑)芸は笑ったけど、そっちよりは脂さんへの応答を「まとめ」てほしかったな。
  • 男は「代用品」を愛する(なぜフェティシズムは基本的に男のものなのか) - ohnosakiko’s blog

    フェティシズム、セクハラ、ロリコン(前記事への反応に応えて) しつこいですが短めに。 フェティシズムはもともと「神の宿った呪物」を奉る物神(フェティッシュ)崇拝から来ており、来のものではなくその「代用品」を目的化し崇拝の対象にするということ。精神病理としてのフェティシズムで例に出される女性の下着やへの執着(それなしには性的に興奮できない)も、マルクスが指摘した資主義社会における貨幣への信仰(只の紙切れが特別な意味を帯びる)も、プロセスや手段となるべきものが目的化している、「代用品」への偏愛であるという点において同じである。 性的嗜好としてのフェティシズムの世界を見渡すと男が多いのは何故か。男にとって女とはファム・ファタールから制服の処女まで常に「妄想の女」であり、妄想=代用品を通してしか男は欲情できないからである。それなしにもし"女の実像"に到達すれば、ファンタジーは消滅し性的興奮は

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    inukorori
    inukorori 2010/12/16
    「非対称性の否定」に挑戦してる人はいなさそうなのでこのエントリのブクマページはガラガラになる予感。//意外と盛り上がってる。あとコメ欄が面白そう。
  • フェティシズム、セクハラ、ロリコン(前記事への反応に応えて) - ohnosakiko’s blog

    ※追記あり おばさんのフェティシズム - Ohnoblog2 ブックマーク メタブクマの階数がすごいことになっているが、とりあえず最初のブクマコメントで多く出された「フェティシズムって男のもの?」という疑問や「セクハラだ」という批判について答えてみる。 フェティシズムについて 「フェティシズム」とは精神医学用語で、女性の装身具など特定の物に偏愛を示す、男性に見られる性倒錯を指す。以下、手元の資料他から抜粋。 フェティシズムは倒錯のなかで理論的に非常に重要な位置を占めており、性的器官の代理といってよいものに対する多大なリビードの局在化を伴っている(以下で論じる事例研究で見るように)が、このことは少年に比べて少女の場合にはきわめてまれにしか起こらない。 (『ラカン派精神分析入門』(ブルース・フィンク/誠信書房)p.385) 確かに、フェティシズムはとりわけ男性のリビドーを特徴づけているというこ

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    inukorori
    inukorori 2010/12/13
    接触欲すなわち性欲として問題があるのか? がやっぱりわからんかった。少女漫画的でない性欲もよくわかってないたぶん。
  • 知りたい気持ちとムラムラと大人の役割 - ohnosakiko’s blog

    子供にとっての性的世界 - 文藝春秋編 日の論点:山崎マキコの時事音痴 一昔前の少年少女がセックスについての知識を得るのは、大抵の場合ポルノ小説(官能小説)からだ。「具体的に何がどうなって‥‥」は大人向けのメディアからこっそり盗んでくる。 でも今なら、知りたい情報は大体ネットで手に入れられる。若者向けのセックスハウツーも堂々と書店に並んでいる。定期的にセックス特集を組むan・anなど、相手をムラムラさせる方法からフェラチオの技術、コンドームの付け方まで事細かに教えてくれている。DVDまでおまけについてる。AVには手が出しにくい女子向けに。 少なくともヘテロのセックスに関しては、実体験がなくても全部シミュレーションできてしまう勢いだ。10代女子の受けたレイプや近親姦の体験談も、ネットを漁れば見つけることができる。 かつて記事の筆者やその周囲の女子高生たちを不安にさせた情報不足。今やそれは

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    inukorori 2010/12/07
    私もけっこう性教育性教育と呪文みたいに言ってるけど、なんら体験しない時分には性教育の教科書とか何の参考にもならんかった。他人がなにに欲望するかの知識だけが大事で、バイアスだけが重要だった。
  • 自分の身体を中心化した支配欲の現れ、「セクハラサイコロ」 - ohnosakiko’s blog

    仰天!小学校「セクハラサイコロ」事件の真相 作成、行使の教諭「金八以上」と児童・保護者・卒業生が擁護 - MSN産経ニュースという記事につけた自分のブコメ 生徒にとって良い先生てのとは別に、「罰」の内容が全部この教師の身体や行為(する真似だったにせよ)を通したものである点が、生徒への直接的な支配欲を感じさせて気持ちが悪い。罰として掃除をやるとかないし の補足として。 多くの生徒や父兄にはかなり慕われ信頼されていたという報道のように、この教師は別に「変態エロ教師」ではなかったのだろうが、やっていることはセクハラであり、しかもそれを「セクハラサイコロ」と堂々と名付けて生徒たちに受け入れさせている点で、二重の過失を犯している。 その点だけは思慮が足りなかったが、それを除けば良い先生だった、ちょっと不注意だった‥‥という見方もあるかもしれない。しかし、この教師の「良い先生」ぶりと、「セクハラサイコ

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    inukorori 2010/11/08
    「欲望だ」うーん?
  • ロンサム・カウボーイのアメリカ - ohnosakiko’s blog

    http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1128134.html サザビーズで16億円で落札された村上隆の作品タイトルは、「マイ・ロンサム・カウボーイ」という。 金髪を逆立てた裸の青年が勃起したペニスを掴んでおり、ペニスから出た精液が空中に大きく弧を描いている。牛を捕らえるロープのように。 アメリカ人の郷愁の源にして、アメリカの古典的イメージの代表でもあるカウボーイが、素っ裸で自慰のロープを宙に放って仁王立ちしている滑稽な姿。まるで裸の王様だ。 それが村上隆の見た「アメリカ」。*1 これを16億で買ったのがアメリカ人なら、とてつもなくマゾだと思う。 *1:とこれ書いた時は思ったが、よく考えたらあれは紛れもない「日」だ。日オタク文化そのもの。だからオタク方面から強い反発があったのだ。

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    inukorori 2010/09/03
    ああ、これが言語ゲームで、このやり取りがアートなのか。理解した気がする。底がないという感覚も。
  • 「あてこすり」について - ohnosakiko’s blog

    ※追記あり 先日の記事のブックマークコメントの中で、なぜ当該のやりとりをそのまま書かないのか、これもあてこすりになるのでは?との意見が見られるので、改めて直接言及(リンク)しなかった理由を。 1. 多くの人には明白だろうからわざわざリンクを貼るまでもないと思った。 2. 当該発言へのリンクは「私はあなたの発言についてこう思ってます」ということを相手に知らせることで反論の機会を与え、対話や議論をしやすくするためになされる。しかし今回のはてこ氏のハイクでの一連の発言及び彼女と私との過去のやりとりを思い起こすと、知らせたところで議論が成立するとは思えないので、こちらの意見(批判)を伝える必要はないと思った。 3. 発言者を批判するためにその件に特定して書くより一般論として書いておけば、ずっと後になってたまたま読んだ人が揉め事に触れずに一つの考え方として受け取ってくれるだろうと思った。 以上です。

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    inukorori 2010/08/14
    うはー
  • 「おばさん」という呼称 - ohnosakiko’s blog

    だいぶ前の友人の話。 彼女と旅行に行き、土産物屋に入っていろいろ物色していた。レジには歳の頃50代半ばくらいの中年女性が座っていた。やっと決まったお土産品をレジに持っていくと、その人は奥の座敷の方に引っ込んでしまったのかいない。そこで彼女が、 「おばさん!おばさーん!お・ば・さぁーーん!」 と、座敷の方に向かって何度も大きな声で呼んだ。 するとさっきの中年女性が出てきて、ものすごく不機嫌そうな顔で無言で会計をしたという。 友人曰く「いやどこから見てもおばさんだったけどさ、あんなふうに呼びかけられたら誰でも厭だろって。普通はすみませーんとかもしもーしとか言うもんだよねぇ?」 私曰く「おばさん連呼は拙かったね。おばさん年齢でも、そう呼ばれたくない人結構いるし」 彼女曰く「やっぱりそう?‥‥でも悪気は全然なかったのよ」 友人・私「そういう問題じゃない」 ● 「おばさん」には二種類の意味がある。父

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    inukorori
    inukorori 2010/08/10
    「お姉さん」「お兄さん」はなんだかんだ万能。ガキんちょ相手にも有効。微妙な距離感の相手には使いづらいかな
  • 『私という病』を読む - ohnosakiko’s blog

    「誰か、私に欲情して」 中村うさぎと小倉千加子の対談『幸福論』(岩波書店)と、中村うさぎ著『私という病』(新潮社)を、一気に読んだ。 また中村うさぎですか。それ以外のは読んどらんのか。いや読んでないことはないが、私の関心が「女」と「性」にある以上、それを究極の「実体験主義」という、誰にも真似できないやり方で書いている彼女から目が離せないのは仕方ない。 私という病 作者: 中村うさぎ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/03/16メディア: 単行購入: 7人 クリック: 149回この商品を含むブログ (56件) を見る 『私という病』は、去年「新潮45」に連載したデリヘル嬢体験記に大幅加筆したものである。帯の文句は「ああ、お願い。誰か、私に欲情して。」 女であることを認められたいと切望しつつ、自分の中のそんな「女」に違和も感じる自分。そういう「自己分裂」に悩む女性読者に読んでほ

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    inukorori
    inukorori 2010/07/07
    これもお腹痛い本やでしかし
  • アートの幻想 --- 4. 受動性のアート - ohnosakiko’s blog

    1. 資主義カルチャーとしてのアート 2. 消費としての芸術体験 3. 忘却による反復 4. 受動性のアート 今「アート活動を行う」とは、アートを更新していくことではない。それはもうあらかじめ、すべてを受容し差異化していくアートの中に書き込まれている。 そこはただのブラックホールである。 そういうものが、制度と市場で保護され、まだなにかあるかのような幻想を売っている。さまざまな媒体と傾向の作品がそれぞれ正当性を主張し合い、覇権争いをしている。その力関係=政治を決めるのは批評言説だが、それももうかつてのような効力を持たず、ただ多様性を追認していくのみである。 それでもアートがまだ何か「意味」を持つとしたら、この社会で誰も信じて疑わない価値観である「個人の幸福」の意味を書き換え、それによって世界を変えようと愚直に思考することだ。 この世界での「個人の幸福」とは、最終的には富と社会的地位を得る

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    inukorori
    inukorori 2010/07/01
    んー
  • 世界の一つの音 - ohnosakiko’s blog

    名鉄犬山線徳重駅の踏み切りの、のどかな音が聞こえている。それに、巡航ミサイル・トマホークの轟音がかぶった。 この時間多くの人が、テレビの画像を見、音声を聞いているだろう。私はたまたま踏み切り待ちの車の中で、その戦争の音を聞いている。3月の薄い青空にちぎれ雲が浮かび、下りの名鉄電車が通り過ぎ、その通過音に、またミサイルの轟音が重なった。カーラジオはテレビの音声をそのまま流しているらしい。 頭がくらくらしてくる。 この感覚は、顰蹙を承知で強いて言えば、すぐれたアートのものだと思う。アート作品から受け取る最も質的な感覚は、目眩のような果てしない困惑の感覚だ。決して納得の感覚ではない。おそらくそれは、論理と感覚が倫理と美意識が出会ってはすれ違う希少な場所だろう。アートに必要とされるのは、たぶんそれだけだと思う。 しかしそれは、ここまで現実に先取りされている。 あるテレビCMを思い出した。たしかど

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    inukorori
    inukorori 2010/06/22
    "アート作品から受け取る最も本質的な感覚は、目眩のような果てしない困惑の感覚だ。決して納得の感覚ではない。"これ、フェミニズムじゃなくてアートに言及したものなのか。フーム。