オバマ黒人大統領就任と人種問題 アメリカ建国以来233年にして初の黒人大統領が誕生しました。米国史上44代目のバラク・オバマ大統領です。 自由と民主主義を掲げるアメリカですが、人種問題は別格でいつもノドにトゲが刺さったような暗い歩みをつづけてきました。わずか40年前までは、トイレもレストランも白人と黒人は区別されていた国です。日本では考えられないことでした。 ところで若い学生たちに、人口3億人のアメリカで黒人の割合はどのくらいかと尋ねると、多くの若者たちは50%から60%と答えます。むろん、別に根拠あっての答えではなくあくまでも情緒的な見方そのものです。 黒人の比率はわずか13.5%にすぎない じつはアメリカの人口構成をみると、黒人は4000万人強で、その比率はわずか13.5%に過ぎないのです。ヒスパニック系(スペイン語系)の4550万人、15.1%より少ないのです。 参考までにあげておき