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哲学に関するinunohibiのブックマーク (21)

  • 普通の人がよりよく生き、学び続けていける民主主義社会へのヒント「ジョン・デューイ」 杉田俊介が選ぶ新書2点 |好書好日

    『ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学』 上野正道『ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学』(岩波新書・990円)は、アメリカを代表する哲学者・教育学者のデューイに一貫した像を与える。デューイはアクティブラーニングや問題解決学習のルーツの一人とされる。しかし彼が目指したのは、多文化や多民族の国にふさわしく、多種多様な「コモン・マン」(ごく普通の人)がよりよく生き、学び続けていける民主主義社会であり、社会の一部としての学校である。教育とは将来の準備ではなくすでに社会参加であり、民主主義は制度よりも生き方に宿る。社会の敵対と分断が深まる中、学ぶべきヒントがここにある。 ★上野正道著 岩波新書・990円 『ゲノムの子 世界と日の生殖最前線』 産婦人科医石原理の長年の取材記録が『ゲノムの子 世界と日の生殖最前線』(集英社新書・1034円)だ。特に興味深いのは、技術進歩と先進国の人口縮小の中で

    普通の人がよりよく生き、学び続けていける民主主義社会へのヒント「ジョン・デューイ」 杉田俊介が選ぶ新書2点 |好書好日
  • 避けられない未来に希望を探る「サピエンス減少」 杉田俊介が選ぶ新書2点|好書好日

    『サピエンス減少 縮減する未来の課題を探る』 世界認識の転回が必須だろう。原俊彦『サピエンス減少 縮減する未来の課題を探る』(岩波新書・968円)は人口学のデータに基づき、今世紀半ばには世界人口の長期減少が不可避になると示す。もはや必要なのは減少を止めることよりも(それを緩やかにする努力は無意味ではないが)、「縮減する社会」が強いる格差や自然破壊などの激甚な社会問題へ対応するシステムの構築だ。アジアの中の日は少子高齢化の最突端だが、世界中が遅かれ早かれ同じ道を歩む。現実から目を背ければ、人類は爆縮し三〇〇年程で事実上の消滅へ向かう。書は絶望よりも前向きな「希望」を探る。だがそれには国際的連帯が必須とされ、暗澹(あんたん)たる思いが消えない。 ★原俊彦著 岩波新書・968円 『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』 戸谷洋志『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』(光文社新書・9

    避けられない未来に希望を探る「サピエンス減少」 杉田俊介が選ぶ新書2点|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2023/04/11
    "戸谷洋志『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』(…)哲学者たちの友情論を鮮やかに整理し、人気漫画を引用しながら読者の前に(…)私はニーチェのジャンプ漫画的な「友=敵」の友情観に魅(ひ)かれた。"
  • 「陰謀論」受容のメカニズムを科学的に解明 三牧聖子が選ぶ新書2点|好書好日

    『陰謀論』 社会に蔓延(まんえん)する陰謀論や虚偽情報が民主主義を脅かしている。真理が見えない時代を科学や哲学はどう照らすのか。秦正樹『陰謀論』(中公新書・946円)は、人間が陰謀論を受容するメカニズムを科学的に解明する。人間は自分の信念や認識の正しさを肯定してくれる説に惹(ひ)かれ、疎外感から陰謀論がもたらす肯定感に癒やしを求めてしまう。陰謀論が人間の性質に深く根ざしたものである以上、その根絶は不可能だ。著者は、自分が信じる「正しさ」に固執しすぎない「ほどほど」の姿勢が、陰謀論に対する防波堤になるとする。 ★秦正樹著 中公新書・946円 『スピノザ 読む人の肖像』 國分功一郎『スピノザ 読む人の肖像』(岩波新書・1408円)は、デカルト哲学を徹底的に読み、それを継承しながらも批判的に検討し続けた「読む人」スピノザの人生と哲学を壮大に描き出す。スピノザの真理観は、私たちに真理についての根

    「陰謀論」受容のメカニズムを科学的に解明 三牧聖子が選ぶ新書2点|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2022/11/23
    ”秦正樹(…)は、人間が陰謀論を受容するメカニズムを科学的に解明する。人間は自分の信念や認識の正しさを肯定してくれる説に惹(ひ)かれ、疎外感から陰謀論がもたらす肯定感に癒やしを求めてしまう。”
  • マルクス・アウレーリウス「自省録」『善き人』へ至る過程を説く|好書好日

    疫病、飢饉(ききん)、地震、戦争と苦難が続く中で、ローマ皇帝マルクス・アウレーリウス(一二一~一八〇)は「自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠家(かくれが)を見出(みいだ)すことはできない」と記した。書は、人に見せるつもりではなく綴(つづ)られたとされる。 人生は短い。大事なことだけして過ごそう。人からのジャッジは気にするな。そんなストア派哲学の流れを汲(く)む生き方が語られるが、説教くさいばかりではない。面倒だがやらなきゃいけないことにみずからをプッシュする姿勢には、血が通っている。このが書かれたのは一八〇〇年以上も前だが、そのときから、生きることは予期せぬ苦境とそこからの回復だったのだなと伝わってくるのだ。 SNS上などで他罰的な声があふれるいまなら、「他人の罪はその場に留(とど)めておくがよい」「一緒になって大きな声で嘆かぬこと、騒がぬこと」なんて一節にホッとするかもしれない。

    マルクス・アウレーリウス「自省録」『善き人』へ至る過程を説く|好書好日
  • 世界の奇書をゆっくり解説 告知編「奇書の世界史2」

    皆様の応援のおかげで、2歩目を踏み出すことができます。『奇書の世界史2』 2022年3月2日発売です。↓ご予約受付中です。https://www.amazon.co.jp/dp/404605168X

    世界の奇書をゆっくり解説 告知編「奇書の世界史2」
  • マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 - 紙屋研究所

    才能も努力もガチャだと思う 親ガチャが話題であるが、才能はガチャだと思う。 人が努力して得たものもあるだろうけど、努力できるのも才能の一つだ。ロールズの次の意見は正しい。 努力しよう、やってみよう、そして通常の意味で称賛に値する存在になろうという意欲さえ、それ自体が恵まれた家庭や社会環境に左右される そして、先天的なものだけに限らず、生まれてからどんな社会資源を利用できたか、利用できる環境にあったかも重要である。生まれつきと、みんなで寄ってたかってつくったものと、わずかばかりの自分の努力が「私の才能・能力」だ。 マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を読んでそういう気持ちになった。 実力も運のうち 能力主義は正義か? 作者:マイケル サンデル 早川書房 Amazon いや、上に述べたことは実は、サンデルが書で言おうとしていることの中心軸ではない。だけど、書を読んで、

    マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 - 紙屋研究所
  • デカルト「方法序説」 疑いうるものはすべて廃棄、残るのは「疑う私」の存在|好書好日

    大澤真幸が読む デカルトは、近代的精神への扉を開いた哲学者だ。1637年に出版された書は、来は、「屈折光学」「気象学」「幾何学」という三つの科学論文集の前に付けられた序説である。少し前に、ガリレオがローマ教皇庁から断罪された。デカルトは慎重になり、『世界論』というの出版計画を変更し、できあがったのがこの科学論文集である。その後の科学の蓄積があっても、「序説」だけは古びることなく、今でも読まれている。 『方法序説』は、細かく六部に分かれているが、後世への影響という点で最も重要なのは第四部だ。ここに、あの有名な命題が出てくる。 実生活では、不確かな意見にも従う必要があるが、真理の探究にあっては逆でなくてはならない、とデカルトは述べる。わずかでも疑いうるものはすべて誤りとして廃棄すべきだ、と。そうやって廃棄していくと確実なものとして残るのは、まさに私が疑い、考えているということ、それだけで

    デカルト「方法序説」 疑いうるものはすべて廃棄、残るのは「疑う私」の存在|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2021/07/08
    ”1637年に出版された本書は、本来は、「屈折光学」「気象学」「幾何学」という三つの科学論文集の前に付けられた序説である。”
  • サンデル教授 「コロナ禍をどう生きるべきか」インタビュー詳細 NEWS おはよう日本 - NHK

    https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pzvl7wDPqn/bp/pgj3WpLDBQ/?cid=nwebhk-tvqc 数々の著書や「ハーバード白熱教室」で知られるマイケル・サンデル教授。9年ぶりに新著「実力も運のうち 能力主義は正義か?」を書き下ろし、今回、NHKのインタビューに応じました。コロナ禍でアメリカ社会にあぶり出されたひずみとは。そして、そこから見えてくる、コロナ禍を生きる私たちひとりひとりが問うべきこととは。川﨑理加アナウンサーが聞きました。 社会に広がる「能力主義の“横暴”」とは 川﨑: 近著「実力も運のうち 能力主義は正義か?」を読みました。たいへん強い言葉を使われていると思いますが、タイトルにはどのような意味が込められていて、なぜこのを書くことにされたのですか。 サンデル氏: おっしゃる通り、「Tyran

    サンデル教授 「コロナ禍をどう生きるべきか」インタビュー詳細 NEWS おはよう日本 - NHK
    inunohibi
    inunohibi 2021/07/03
    ”それはmerit(能力、功績)、またはmeritocracy(能力主義)です。機会が平等であれば、レースに勝利した人は、勝利に値する、という考え方です。でも、それは勝者の謙虚さの欠如につながります。”
  • 今週の本棚・話題の本:『実力も運のうち』=永江朗 | 毎日新聞

    「白熱教室」の政治哲学者サンデル先生が、能力主義をぶったたく! マイケル・サンデル『実力も運のうち』(鬼澤忍訳・早川書房・2420円)はそういうである。 身分とか家柄とか財産とかではなく、能力で人を評価するのが能力主義。それのどこがいけないの? しかし、サンデル先生によると、能力主義が現代のアメリカを分断している。高学歴のエリートとそうではない労働者階級とに。グローバリゼーションの勝ち組と負け組に。 びっくりしたのは、サンデル先生がオバマ前々大統領を激しく批判していること。もしかして、サンデル先生、トランプ支持者なの?と思ったらそうではない。

    今週の本棚・話題の本:『実力も運のうち』=永江朗 | 毎日新聞
    inunohibi
    inunohibi 2021/05/26
    ”身分とか家柄とか財産とかではなく、能力で人を評価するのが能力主義。それのどこがいけないの? しかし、サンデル先生によると、能力主義が現代のアメリカを分断している。”
  • くらしナビ・ライフスタイル:幸福度世界一フィンランド/上 意味ある人生送れてますか | 毎日新聞

    新型コロナウイルスの感染拡大のため家にこもる生活が続き、気持ちがうつうつとする中、国連が3月に発表した「世界幸福度報告2021年版」でフィンランドが4年連続で幸福度ランキング1位になったというニュースを聞いた。どうすれば幸せになれるのだろう? 幸せって何? 「世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない」というを出版したフィンランドの哲学者、フランク・マルテラ氏(39)に根源的な問いを投げかけてみた。 冬は夜が18時間も続き、年間の平均気温は5度と比較的厳しい。それでなぜフィンランドが世界で一番幸せな国なのか。「フィンランドは、すごく幸せな人はいなくても、すごく惨めな生活をしている人が少ないので、平均点が高いのだと思います」。マルテラ氏は冷静に答える。

    くらしナビ・ライフスタイル:幸福度世界一フィンランド/上 意味ある人生送れてますか | 毎日新聞
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  • 「国家とは何か、或いは人間について」書評 その場に存在する権利こそ尊厳|好書好日

    国家とは何か、或いは人間について 怒りと記憶の憲法学 著者:遠藤比呂通 出版社:勁草書房 ジャンル:憲法 国家とは何か、或いは人間について 怒りと記憶の憲法学 [著]遠藤比呂通 「わたし」を主語とし「人間の尊厳」を問う憲法学のである。尊厳とは、人間相互が、個人的記憶と集合的記憶の双方によって人格を形成された「歴史的人間」として、「その場に存在する権利」を保障しあうこと。「釜ケ崎」に加えて、集合的記憶の改竄(かいざん)による個人的記憶の改竄が行われがちな「国家」を「その場」として主題化することで、一層彫りの深い「人間」論を実現したのが書である。 著者は、ダイゼンハウスのヘルマン・ヘラー解釈に触発されて、恩師芦部信喜の問題意識をヘラー国家学のなかに深読みする。国家権力への関与の型として承認さるべき異議申立(もうしたて)の拠点を、個人の「法的良心」に求める読み方だ。そしてこの見方が、かつて東

    「国家とは何か、或いは人間について」書評 その場に存在する権利こそ尊厳|好書好日
  • “苦手な人”がいたツイ主さんに哲学科の先輩が教えてくれた名案…「哲学をちょっとかじってみたくなった」「今日はこの気持ちで頑張りたい」

    なおにゃん🌼 @naonyan_naonyan 哲学科の先輩が教えてくれたこと↓ 「え、苦手な人がいるの? その人のこと考えて悩んじゃうの? だめじゃん〜! 自分が認識しなければ存在しないのと同じなんだよ? 苦手な人がいたら、距離とって、情報遮断、自分の視界に一切入れない。そうすれば、、 ハイ! その人の存在、世界から消〜えたっ!✌️ 」 2021-03-16 16:14:46 なおにゃん🌼 @naonyan_naonyan メンタルとイラスト/著書『うつ吸いイラスト帳』『100年後にはみんな死んでるから気にしないことにした 』『うつ逃げ』『今日も一歩も外に出なかったけどいい一日だった』←new/うさぎは架空の存在です https://t.co/s55aNg8hSP なおにゃん🌼 @naonyan_naonyan 哲学科の先輩の話、たくさんの反応ありがとうございます 哲学は役に立たな

    “苦手な人”がいたツイ主さんに哲学科の先輩が教えてくれた名案…「哲学をちょっとかじってみたくなった」「今日はこの気持ちで頑張りたい」
    inunohibi
    inunohibi 2021/03/18
    哲人皇帝マルクス・アウレリウスの時代から不変の思考法。
  • Amazon.co.jp: あるがままの生き方のススメ 老荘思想がよくわかる本 (新人物文庫): 金谷治: Digital Ebook Purchas

  • 「正義と差異の政治」書評 集団間の支配や抑圧を問い直す|好書好日

    ISBN: 9784588603600 発売⽇: 2020/09/28 サイズ: 22cm/372,30p 正義と差異の政治 [著]アイリス・マリオン・ヤング コロナ禍において「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」運動が起きたことは象徴的であった。パンデミックは人を等しく襲うように見えて、どの階層や集団に属するかによってダメージは異なる。危機にあっては、より弱く不安定な立場に置かれた人が、より大きな危険にさらされる。米国における構造的な人種差別が浮き彫りになった瞬間であった。 書は、惜しくも早逝(そうせい)した米国の女性政治哲学者の代表的著作であり、現代正義論と批判理論をめぐる極めて包括的な理論書である。ロールズ以降の正義論はもちろん、フーコーやデリダのポストモダニズム、フェミニズムとマルクス主義、参加民主主義論を統一的な視座から総合する豊かな作品が、丁寧な日語訳で読めるようになった

    「正義と差異の政治」書評 集団間の支配や抑圧を問い直す|好書好日
  • 「自立とは”依存先を増やすこと”」障害を持つ東大の先生の言葉に反響「依存しないことではなく、多くのものに浅く依存すること」

    リンク www.univcoop.or.jp 自立とは「依存先を増やすこと」|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) 全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)のホームページ。大学生協の組織や事業、活動の紹介や、充実した大学生活を送るためのアドバイスなどを掲載しています。 11 users 957 リンク Wikipedia 熊谷晋一郎 熊谷 晋一郎(くまがや しんいちろう、1977年(昭和52年)- )は、日の医師、科学者。専門は小児科学、当事者研究。博士(学術)(2014年、東京大学)。東京大学先端科学技術研究センター准教授。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」編集長。山口県出身。 山口県新南陽市生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性麻痺となり、車椅子生活を送る。小学校・中学校と普通学校で統合教育を経験し、山口県立徳山高等学校、東京大学医学部医学科を卒業。小児科医として病院勤務を

    「自立とは”依存先を増やすこと”」障害を持つ東大の先生の言葉に反響「依存しないことではなく、多くのものに浅く依存すること」
  • ヴァルター・ベンヤミン「歴史の概念について」 過去の敗者を救う「今の時」|好書好日

    大澤真幸が読む マルクス主義の思想家ベンヤミンは今からちょうど八〇年前、ナチスからの逃亡の途上、ピレネーの山中で自殺した。この逃避行にも携行した、彼の絶筆原稿が「歴史の概念について」、十九のテーゼから成る短いテクストだ。誰も聞いたことがない歴史と時間についてのふしぎな見方が提起されている。 普通の歴史は、均質で空虚な時間を前提にしている。その空っぽの容器のような時間を、大量の事実で埋めていくのが歴史である。諸事実は因果関係で結ばれて、物語のような叙述の中に並べられる。この意味で歴史は滑らかに連続している。 それに対してベンヤミンが提起しているのは、ごつごつとした不連続の歴史、不連続な粒(モナド)の集まりのような歴史である。過去へと眼(め)を向けた「歴史の天使」は瓦礫(がれき)の上に瓦礫が積み重なっているのを見る。 どういう意味か。鍵は「今の時」という概念。歴史は「今の時」(不連続な粒のこと

    ヴァルター・ベンヤミン「歴史の概念について」 過去の敗者を救う「今の時」|好書好日
  • アリストテレス『説得にはロジックはもちろん、自分のキャラクター性や、相手の感情も考慮する必要があるんやで』

    数学市民@Mathpedia運営 @Infinity_topoi 米国育ちの友人に教えて貰ってヘェと思ったのですが、向こうでは説得の3要素「ロゴス(論理)・パトス(情熱)・エトス(信頼)」という手法は誰でも習うそうで、日人は「ここは感情に訴えかけるところ」とか「まず信頼を勝ち取るところ」とかはそういう場を読む能力が全然ないって言われましたね。 2020-10-08 13:43:36 さ く さ こ@癒し系。「悩みの8割は栄養不足が原因」出版予定(嘘 @vitamin_mega これはショッキングで鋭い指摘。 みんな感情で話すか、論理優位の人は論理か確かにどっちかだね。 自分は使い分けしてるかもしれない。 パトスは薄めで弱点かも。 出す場がないというか、出すとあまり良いことがなく出さない癖がついてるんだなこれが。 twitter.com/infinity_topoi… 2020-10-10

    アリストテレス『説得にはロジックはもちろん、自分のキャラクター性や、相手の感情も考慮する必要があるんやで』
  • シーナ・アイエンガー『選択の科学』 - 紙屋研究所

    今度のリモート読書会で取り上げたのは、シーナ・アイエンガー『選択の科学』(文春文庫、櫻井祐子訳)である。 選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫) 作者:シーナ アイエンガー 発売日: 2014/07/10 メディア: 文庫 アイエンガーの「研究のうちで、もっとも人口に膾炙しているのが、『ジャムの研究』だ」(p.260)。ジャムのような商品は選択肢が多いほど購入率が上がるように思われるが、その思い込みを覆すのである。ぼくもこのを読む前に、テレビで司会者が話しているのを聞いたことがある。 一読した時、正直このをどう扱っていいのか、よくわからなかった。 「選択に関する心理学的な実験で、ジャムの研究のような面白いエピソードがたくさんある」——こういうふうにまとめてしまうこともできる。 公選職員は人口全体の平均に比べて身長は約一〇センチ高く、禿げでない確率も高いことが示

    シーナ・アイエンガー『選択の科学』 - 紙屋研究所
  • 國分功一郎「中動態の世界」 能動と受動の「外」に出る 医学書院・白石正明さん|好書好日

    「惚(ほ)れる」は、能動態か受動態か。形式的には能動だけど、自分でコントロールできない所からそのような気持ちが湧き上がってくる、と考えると受動のようにも思える。こうしたことは日常にあふれているけれど、うまく説明できない。 どうやらこれは中動態というらしい。能動と受動の「間」だから中動態、ではない。私たちが使っている文法の「外」にあるのだ。 あるトークイベントで、書の著者となる國分(こくぶん)功一郎さんがこの中動態の名を高揚感とともに口にするのを聞いた。「ここからアプローチすればいろんな難しい問題が解ける気がするんです」と。 それはスピノザやデリダらの哲学と深く関係しているらしいが、今ではこの態の消息が見えなくなってしまったという。実はこのとき國分さんは「私は誰も気にかけなくなった過去の事件にこだわる刑事のような気持ちで中動態のことを想(おも)い続けていた」(書あとがき)のである。 私も

    國分功一郎「中動態の世界」 能動と受動の「外」に出る 医学書院・白石正明さん|好書好日
    inunohibi
    inunohibi 2020/09/17
    ”私もこの中動態を、医療現場で耳にする不思議な話に結び付けてひとり興奮していた。たとえば、強い意志で酒や薬をやめようとする人ほど依存症から抜けられないという話。”