大学と企業が連携し、医療の基礎研究の成果を新しい医薬品や治療法の開発につなげようという研究拠点が、大阪・吹田市の大阪大学に設けられました。 「最先端医療イノベーションセンター」は、大学や大阪府、それに経済界などが協力し、医療研究の成果を発信しようという「大阪バイオ戦略」の拠点の1つとして整備されました。 19日、大学や企業などからおよそ600人が参加して記念の式典が行われ、平野俊夫学長が「基礎研究を社会に還元できるよう、技術革新に期待したい」とあいさつしました。 研究拠点の建物は、地下1階、地上9階建てで、およそ48億円をかけて整備されました。このうち6階から9階には、30の研究プロジェクトが使える研究室が設けられ、大阪大学と企業が共同で、がんや難病を対象にした免疫療法や、iPS細胞を使った心臓や目の病気の再生医療の開発を目指します。 また、遺伝子解析やたんぱく質の分析ができる最先端の機器
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