「慰安婦決議案」が米下院で可決されましたが、その件は別途書くとして、前々回の「従軍慰安婦・南京虐殺がなかったと思っている人へ-1」の続きです。 前回エントリーで、「参考になった本」と書いたのは、この本のことです。 なぜ人はニセ科学を信じるのか 歴史のことを書いているのに、なぜに「ニセ科学?」と、本のタイトルに引っかかる方もいるでしょうが、とりあえず引用していきます。 この本には慰安婦や南京の話は出てきませんが、ナチス・ドイツによるホロコーストを否定する論調に対して言及しています。それと同時に、歴史学とはどのような方法で研究されるのかを示しています。 証拠の収束 (P.191~) 人が何かについて議論したいと思えば、異なった出典からその結論の確証となるような追加の証拠を提出しなければならない。 歴史学者たちは、 考古学や古生物学と言った歴史分野の科学者達が使うのと同じ一般的な方法-ウィリアム