ここのところの寒暖の大きさで、東京のイチョウもあっという間に、黄色くなりました。学生のころは銀杏をバケツ一杯かき集めて、塩焼きにするのが楽しみでした。新鮮な銀杏の美味さは、手のかぶれを忘れさせるものです。 この時期になると、銀杏のちょっと臭い香りを思い出し、東京の街が美味しそうに見えてしまうのは、きっと私だけではないでしょう。 しかも、この一点が問題です。フランスのフォワードのアンリ選手が、ゴール前でハンドの反則を犯しながら、得点が認められたためです。インターネット上では、アンリの手でゴールを決めるフラッシュゲームやアンリの手にスパイクを履かせた合成写真などが多数アップされています。試合後のインタビューで「確かに手は使った。しかし判定は審判の問題」とあっさりアンリ選手が白状したことも、非難の的となりました。アルゼンチンの代表監督となった、かつての名選手、マラドーナのハンドによる得点(アンリ