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  • 東京大学の研究者等による戦略的創造研究推進事業の研究費不正使用に対する処分について|その他のお知らせ|国立研究開発法人 科学技術振興機構

    令和6年9月13日 東京都千代田区四番町5-3 科学技術振興機構(JST) 東京大学の研究者等による戦略的創造研究推進事業の 研究費不正使用に対する処分について JST(理事長 橋 和仁)は、令和6年5月に東京大学から提出を受けた調査報告書に基づき、その内容を精査した結果、大学に研究委託したJST事業に係る委託研究費の執行において不正使用があったことを確認しました。 このため、JSTは、同大学、研究者に対して、以下2.の措置を講じました。

    東京大学の研究者等による戦略的創造研究推進事業の研究費不正使用に対する処分について|その他のお知らせ|国立研究開発法人 科学技術振興機構
    invictus
    invictus 2024/09/15
  • 数理モデルで感染症対策を効果的に - POLICY DOOR ~研究と政策と社会をつなぐメディア~

    1995年1月、西浦博少年は、神戸に住んでいた。ロボコンやソーラーカーレースに興味を持って神戸市立工業高等専門学校電気工学科に通っていた。そして1月17日午前5時46分、神戸を大地震が襲った。「電気工学の専門家だけど、なにもできない」無力感に西浦少年はさいなまれた。 運命を変えた一冊の 混乱のさなか緊急医療人道支援活動を展開するNGOAMDA所属の医師を見かけた。それを見て17歳の多感な少年は、工学から一転して医学の道を志した。勉強の末、宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)に入学し、NGO活動にも参加する。ある日、途上国で麻疹とポリオの予防接種対策をやっている現場に行った。一つ一つの集落ごとに、誰が接種していて誰が接種していないかという表があり、そこに数式があった。 感染症の数理モデル 出典:西浦博氏提供資料 感染症の数理モデルは「流行動態を模倣する数理的な記述」のことを指す。数理モデル

    数理モデルで感染症対策を効果的に - POLICY DOOR ~研究と政策と社会をつなぐメディア~
  • 共同発表:ビッグデータから新たな科学的発見をもたらす統計手法を開発

    平成25年7月23日 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 産業技術総合研究所 Tel:029-862-6216(報道室) 東京工業大学 Tel:03-5734-2975(広報センター) 理化学研究所 Tel:048-467-9272(広報室) ポイント ビッグデータからの科学的発見のためには、正確な検定値(P値)の算出が必要。 超高速アルゴリズムを用いた新たな統計検定手法を開発し、発見力を大幅に改善した。 物理学、医学、化学など全ての実験科学において世界中での広い利用が期待される。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所 生命情報工学研究センターの津田 宏治 主任研究員(JST ERATO「湊離散構造処理系プロジェクト」 グループリーダー)、東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻の瀬々 潤 准教授、理化学研究所 統合生命医

  • 共同発表:脳内の外界情報データベースが作られる仕組みを解明—従来の定説を覆す発見—

    ポイント 脳内に作り上げられる外界の情報のデータベース「外界の内部表現」(内部表象)が新しい計算原理「前駆コード生成→増殖仮説」により階層的に生成されることを提唱し、実証しました。これは、従来の定説を覆すものです。 研究により、私たちの脳が外界の情報を脳内部に表現する原理について理解が深まり、階層的構造をもつ人工データベースの効率的設計や、神経表象に関わる疾患の治療法にもつながると期待されます。 東京大学 大学院医学系研究科 機能生物学専攻 統合生理学分野の宮下 保司 教授、平林 敏行 特任講師らは、霊長類大脳皮質の階層的な領野構造に作り上げられる外界の情報データベース「外界の内部表現」(内部表象)の新しい計算原理を発見しました。 私たちは、脳の外界情報データベース「外界の内部表現」を通じて世界を認識しています。物体の視覚特徴の表象様式は大脳皮質の内部表現の中でも最もよく調べられています

  • 共同発表:メモリーB細胞が再感染から速やかに体を守る仕組みを解明—メモリーB細胞を人為的に制御し効果的なワクチン開発へ—

    ポイント メモリーB細胞は再感染後、迅速に抗体産生細胞に分化し大量の中和抗体を産生 転写因子Bach2の発現低下が迅速な抗体産生細胞への分化に必須 成果応用で効果的なワクチン開発に期待 理化学研究所(理研、野依 良治 理事長)と大阪大学(平野 俊夫 総長)は、免疫記憶をつかさどっている主要な免疫細胞であるメモリーB細胞注1)が再度の感染に素早く反応するのは、転写因子注2)「Bach2」の発現量低下が要因であることを、マウスを使った実験で明らかにしました。これは、理研統合生命医科学研究センター(小安 重夫 センター長代行)分化制御研究グループの黒崎 知博 グループディレクター(大阪大学 特任教授)、米谷 耕平 研究員らを中心とする共同研究グループの成果です。 私たちの体は、1度出会った細菌やウイルスなどの抗原に再び出会うと、1度目よりも大量の抗体注3)を迅速に作り出して速やかに細菌やウイルス

  • 機構報 第968号:中国で多くの患者が発生したH7N9鳥インフルエンザウイルスの特性を解明

    ポイント 鳥インフルエンザはヒトに感染しにくいと考えられていたが、H7N9で多数の患者が発生。 H7N9は哺乳類間で伝播すること、ヒトはH7N9の免疫を持たないことが分かった。 ウイルスの特性が明らかになったことで、今後のインフルエンザ対策に役立つ。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 医科学研究所の河岡 義裕 教授らは、H7N9鳥インフルエンザウイルス注1)(以下、H7N9ウイルス)の特性を明らかにしました。 2013年4月、世界保健機構(WHO)は中国でヒトにおけるH7N9ウイルスの感染者が3名確認されたと発表しました。その後も、感染者は増えており、死亡した例や重症の肺炎を起こした例が確認されています。 H7N9ウイルスは、季節性のインフルエンザウイルスとは異なり、簡単にはヒトへの感染を起こしません。しかし、今回H7N9ウイルス感染による死亡例や重症化した例が多数確認され

    invictus
    invictus 2013/07/12
    "フェレットの体内で増殖する時、いくつかのアミノ酸変異が生じフェレット間で限定的な空気伝播を起こすようになる""検査した500人全員がH7N9ウイルスに対する中和抗体注5)を持っていないことが分かりました
  • 共同発表:腎臓病悪化の原因細胞を同定~慢性腎臓病の治療法開発に光~

    東北大学 大学院医学系研究科 医化学分野の山 雅之 教授と同分野の相馬 友和 博士らの研究グループは、腎臓病の悪化のメカニズムの一端およびその病態の可逆性を発見しました。 研究チームはこれまでに、造血に重要な役割を果たす腎エリスロポエチン注1)産生細胞を同定し、同細胞が腎臓病で性質を変化させ腎臓病悪化の原因である腎線維化注2)に寄与するようになることを明らかにしてきました。しかし、その細胞がどの程度、腎疾患悪化に関与しているのか、また、可逆的な改善が可能かということが明らかでありませんでした。 研究グループは、遺伝子改変動物を用いた実験で、腎線維化の主な原因が腎エリスロポエチン産生細胞の機能不全、形質転換注3)にあることを見出しました。さらに、形質転換した細胞が炎症性サイトカインを分泌し、微小炎症の悪循環を形成することを同定しました。さらに、炎症シグナルを改善することで、形質転換した細

  • 共同発表:iPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに成功!-肝臓疾患の再生医療や、医薬品の開発研究を飛躍的に加速-

    iPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに成功! —肝臓疾患の再生医療や、医薬品の開発研究を飛躍的に加速— 横浜市立大学 大学院医学研究科 臓器再生医学 谷口 英樹 教授、武部 貴則 助手らの研究グループは、世界で初めてヒトiPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト臓器を創り出すことに成功しました。研究グループは、最終的に臓器を形成させるための第一段階として、まず臓器の原基(臓器の種)が胎内で形成される過程を模倣する新規の細胞培養操作技術を開発しました。この特殊な培養方法により、試験管内においてヒトiPS細胞から立体的な肝臓の原基(肝臓の種、肝芽)が自律的に誘導できること、さらにこのヒト肝臓の原基を生体内へ移植するとヒト血管網を持つ機能的な肝臓へと成長し、最終的に治療効果が発揮されることを明らかにしました。 技術は、臓器移植の代替治療として多くの患者を救済する画期的な再生

  • 共同発表:肥満に伴う腸内細菌の変化が肝がんの発症を促進する

    ポイント 肥満になると脂質の消化吸収を助ける1次胆汁酸注1)を2次胆汁酸注2)へ変換する腸内細菌が増加することを、マウスを用いた実験により明らかにしました。 2次胆汁酸の影響で細胞老化注3)を起こした肝星細胞注4)が炎症性サイトカインを分泌することで周囲の肝細胞の発がんが促進されることを発見しました。 同様のメカニズムがヒトの場合にも働いている可能性が見出されたことから、肥満に伴う肝がんの効果的な予防法開発への応用が期待されます。 大谷 直子 主任研究員(がん研究会 がん研究所 がん生物部/JST さきがけ注5))と 原 英二 部長(がん研究会 がん研究所 がん生物部/JST CREST注6))らの研究グループは、肥満による肝がん発症機構の一端を明らかにしました。 肥満になると肝がんを含む様々ながんの発症率が著しく上昇することが知られていましたが、そのメカニズムについてはこれまで良く分かっ

  • 機構報 第951号:熱電変換素子と燃料電池を組み合わせた「排ガス発電システム」の開発に成功

    ポイント 捨てていたエンジンの排ガス中の未利用燃料と排熱をうまく使って発電。 新しい燃料電池を開発し、熱電変換素子と組み合わせることで発電効率を向上した。 自動車やオートバイ、工場などの排ガスの有効利用へ期待される。 JST(理事長 中村 道治)は、独創的シーズ展開事業「委託開発」の開発課題「熱電シナジー排ガス発電システム」の開発結果をこのほど成功と認定しました。 この開発課題は、独立行政法人 産業技術総合研究所(理事長 中鉢 良治) 先進製造プロセス研究部門 機能集積モジュール化研究グループ 藤代 芳伸 研究グループ長の研究成果をもとに、平成18年3月から平成24年3月にかけて株式会社アツミテック(代表取締役社長 中島 和美、社住所 静岡県浜松市中区高丘西四丁目6番1号、資金 3.1億円)に委託して、企業化開発(開発費1.8億円)を進めていたものです。 CO2削減や高騰する燃料費対策

  • 共同発表:免疫の司令塔、樹状細胞の源となる細胞を発見~ワクチン開発や自己免疫病治療に新たな視点~

    平成25年4月26日 東京医科歯科大学 Tel:03-5803-5833(広報課) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) ポイント 樹状細胞は、通常は免疫細胞が自分の細胞を攻撃しないように抑制しており、病原体が侵入してくると免疫細胞を活性化して病原体を駆逐します。オーケストラを操る指揮者のような細胞です。 私たちの研究グループは今回新たに、樹状細胞だけを生み出す源の細胞を発見しました。 この細胞1個は500-1,000個の樹状細胞を生み出すことから、この細胞を用いたワクチン開発や自己免疫病治療への応用が期待できます。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京医科歯科大学 難治疾患研究所の樗木(オオテキ) 俊聡 教授らは、免疫システムの司令塔である樹状細胞(DC)注1)だけを生み出す源の細胞を新たに発見しました。 DCは、従来型DC注2)と形質細胞様DC

  • 共同発表:生きた状態での生物の高解像度電子顕微鏡観察に成功—高真空中でも気体と液体の放出を防ぐ「ナノスーツ」を発明—

    ポイント 生物は多様な環境に対応するために細胞外物質(機能性膜)で覆われている。 細胞外物質やそれを模倣した薄い液膜に電子線などを照射することで、高真空中でも蒸発を防ぐ、より強力な「ナノ重合膜(ナノスーツ)」を発明。 生きた状態のままで、電子顕微鏡による微細構造観察が実現可能になった。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、浜松医科大学の針山 孝彦 教授は、東北大学 原子分子材料科学高等研究機構の下村 政嗣 教授らと共同で、高真空下でも生命を保護できる生体適合性プラズマ重合注1)膜を発明し、生きたままの状態で生物の高解像度な電子顕微鏡観察に成功しました。 生物の体表は、多様な環境に対応するために細胞外物質(ECS)注2)で覆われています。しかし、電子顕微鏡観察で行われる高真空下のような極限状態では、細胞外物質は内部の物質の放出を抑制することができず、体積が収縮し表面微細構造は大きく変形し

    invictus
    invictus 2013/04/17
    いろいろ驚き。粘性細胞外物質orTween20 + 電子線照射のみ。
  • 共同発表:細胞の「ひも」が織りなす新しい医療—立体細胞組織構築の材料となる細胞ファイバーを開発—

    科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業ERATO「竹内バイオ融合プロジェクト」の竹内 昌治 リーダー(東京大学 生産技術研究所 准教授)と尾上 弘晃(同 助教、プロセス融合グループ グループリーダー)らは、細胞とコラーゲンの混合溶液を微小な管に流しながら固めて培養することで、マイクロスケールのファイバー形状(ひも状)の細胞組織を人工的に構築する方法を開発しました。 臓器や組織の置換を目指した再生医療研究では、人工的な3次元細胞組織を構築する技術の開発が求められています。これまでに、皮膚や軟骨、心筋、網膜など構造が比較的単純な細胞組織は人工的に作られ、一部は移植医療の現場で使われてきましたが、肝臓や膵臓のように多様な細胞が複雑な構造を形成している臓器を人工的に構築することは難しく、再生医療の実現に向けた究極的な目標の1つとなっています。このような臓器では、血管や神経を含む様々な種類の細胞が

  • 共同発表:脳の免疫細胞が運動の神経細胞を保護することを発見—ALSなど運動機能障害性の脳神経疾患への新たな治療法に光—

    ポイント 脳と脊髄からなる中枢神経系の神経細胞を維持する仕組みは分かっていなかった。 脳のミクログリアが運動の神経細胞の保護に関わっていることを発見。 運動機能に重篤な障害を引き起こすALSなどの脳神経疾患の新たな治療法の開発に期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、大阪大学 大学院医学系研究科の山下 俊英 教授、上野 将紀 元助教(現 シンシナティ小児病院 研究員)、藤田 幸 特任助教らは、脳を修復する免疫細胞とみられていたミクログリア注1)が、運動機能をつかさどる神経細胞の保護にも関わっていることを発見しました。 ミクログリアは、病気などで障害を受けた脳組織を修復する免疫細胞と考えられていますが、発達段階の脳においての役割は不明のままでした。 研究グループは、今回、脳の発達期におけるミクログリアの機能を解明するために、阻害薬や遺伝子改変マウスを用いてミクログリアの機能を抑制し

  • 共同発表:がん幹細胞の撲滅による新しいがん治療法の開発に成功

    平成25年3月19日 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 九州大学 Tel:092-642-2106(広報室) ポイント がん細胞の根源であるがん幹細胞はほとんど増殖しない冬眠状態のため、抗がん剤が効かない。 冬眠の維持に必要なたんぱく質「Fbxw7」を無力化すると、がん幹細胞が眠りから覚めて、抗がん剤で死滅することを発見。これを「静止期追い出し療法」と命名。 白血病をはじめとする多くのがんの根治療の実現に期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、九州大学 生体防御医学研究所の中山 敬一 主幹教授らは、細胞周期注1)を調節するたんぱく質であるFbxw7注2)を抑制することによって、がん幹細胞を直接たたき、生存率を大幅に改善させることに成功しました。 近年、がん研究においては「がん幹細胞」が注目されています。「がん幹細胞」自体は非常に数が少なく、そ

    invictus
    invictus 2013/03/19
    "人工的にFbxw7を欠損させると、白血病のがん幹細胞が静止期から追い出され、増殖が再開して抗がん剤で死滅"
  • 機構報 第937号:JSTが震災復興をテーマに情報循環型のモデル開発に着手~東日本大震災に関する情報を体系的に利用できる形に整理~

    平成25年3月8日 東京都千代田区四番町5番地3 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) URL https://www.jst.go.jp 未曾有の被害をもたらした東日大震災からまもなく2年が経過しようとしています。国立国会図書館の「国立国会図書館 東日大震災アーカイブ(ひなぎく)」注1)や東北大学 災害科学国際研究所の「みちのく震録伝」注2)などにおいて、東日大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、国内外や未来に役立てる取り組みが進められています。しかし、集積される情報が多くなるほど、さまざまな情報を利用できる形で取り出すことが困難になりつつあります。 そこで、JST(理事長 中村 道治)では、平成25年度から、これまで培ってきた科学技術情報の整理手法を応用し、東日大震災に関する画像、動画などのマルチメディアデータを体系的に整理し、

  • 共同発表:水素から電子を取る貴金属フリー触媒を開発—水素活性化酵素の完全モデル化に成功—(貴金属ルテニウムの代わりに価格1/4000の鉄を使用)

    平成25年2月8日 九州大学 Tel:092-642-2106(広報室) 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 国立大学法人 九州大学(総長 有川 節夫、以下「九州大学」という)、一般財団法人 総合科学研究機構、国立大学法人 茨城大学の研究グループ(代表:九州大学 小江 誠司(おごう せいじ) 教授)は共同研究により、自然界に存在する水素活性化酵素「ニッケル-鉄ヒドロゲナーゼ注1)」をモデル(模範)として、同様の働きをする新しいニッケル-鉄触媒注2)を開発しました。そして、この触媒を用いて、常温常圧で水素から電子が取り出せることを示しました。これまで、自然界の酵素をモデルとすることで、安全・高性能・低コストな人工触媒の開発が多く試みられてきました。これまでの、最良の機能モデルは、2007年に九州大学の同研究グループが開発したもので、「鉄」ではなく貴金属であ

    invictus
    invictus 2013/02/08
    "ニッケル−鉄触媒を用いた白金フリー燃料電池の開発などにつながるものと期待できます"
  • 共同発表:波長が変化するレーザーを用いた新しい顕微鏡を開発 染色せずに生体の三次元構造などの観察が可能に

    <概要> 大阪大学 大学院工学研究科 小関 泰之 助教、伊東 一良 教授、福井 希一 教授、元 大学院生 梅村 航 氏、住村 和彦 特任助教、科学技術振興機構、キヤノン株式会社 橋 浩行 室長、大塚 洋一 博士、佐藤 秀哉 博士、名古屋大学 西澤 典彦 教授らの研究チームは、波長の高速切替が可能なレーザーを用いて生体組織を高速かつ無染色で観察する顕微鏡を開発しました。この装置と独自に開発した解析アルゴリズムを用いることで、生体組織の3次元構造や構成物質の組成差を、あたかも各種の染色剤を使って染色したかのように可視化することができます。 この成果は2012年11月11日(英国時間)に英国の論文誌Nature Photonicsのオンライン速報版に掲載される予定です。 研究の主たる成果は科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)「光の利用と物質材料・生命機能」研究領域

  • ReaD&Researchmapが府省共通研究開発管理システム(e-Rad)と連携開始~研究者情報循環の基盤を整備~

    平成25年1月15日 東京都千代田区四番町5番地3 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) URL https://www.jst.go.jp JST(理事長 中村 道治)は、平成25年1月15日(火)、『ReaD&Researchmap(リードアンドリサーチマップ)』注1)と文部科学省が運営する『府省共通研究開発管理システム(e-Rad)』注2)の連携を開始します。 ReaD&Researchmapは、日最大級の研究者総覧で、約22万人の研究者情報(個人情報や業績情報など)が登録されています。履歴書の作成支援、研究ブログ発信など研究者自身のための機能と、先行技術調査、共同研究相手を探すなど第三者のための研究開発支援機能を備えた新世代研究基盤です。 e-Radは、研究者が研究活動を行うための一連の作業(応募から成果報告まで)を管理するオンラインシステムで、

  • iPS細胞を利用した移植:拒絶反応なく定着—マウスiPS細胞とES細胞の免疫原性比較に成功—

    研究成果のポイント 「iPS細胞は自家移植注1)でも拒絶反応を引き起こす」という米国研究チームの研究成果が報告されたが、それを覆す結果を得た。 独立行政法人 放射線医学総合研究所(以下、放医研) 研究基盤センター 荒木 良子 室長、安倍 真澄 特別上席研究員らの研究チームは、鶴見大学 歯学部 二藤 彰 教授らとの共同研究において、iPS細胞とES細胞の免疫原性注2)について解析を行い、両者に差がないことを明らかにしました。この成果は、英国科学雑誌「Nature」オンライン版に2013年1月10日3時(日時間)に掲載される予定です。 iPS細胞は、拒絶反応が生じない移植医療を提供できる夢の細胞として注目されています。しかしながら、2011年5月、米国の研究チームは、マウスiPS細胞を元のマウスに移植すると、免疫反応が誘導され、移植細胞が拒絶されたという研究結果を報告しました。この報告によ