ヨーロッパの単一通貨ユーロを導入しているユーロ圏の失業率が最悪を更新し、初めて12%台になりました。 EU=ヨーロッパ連合の統計局が2日に発表したところによりますと、ユーロ圏のことし2月の失業率は12%でした。 EUの統計局は1月の失業率を0.1ポイント上方修正し、12%としたため、2月は前の月と同じとなりますが、1999年にユーロを導入して以来最悪を更新し、初めて12%台になりました。 国別の2月の失業率はスペインが26.3%と最も高く、次いでポルトガルが17.5%などとなっています。 また、EUなどと支援策で合意したキプロスは14%、フランスも10.8%と、それぞれ悪化しました。 ギリシャについては、2月の統計はまだ発表されていませんが、1月の最新の統計で26.4%と、4人に1人が失業という極めて厳しい状況が続いています。 EUは、3月の首脳会議で、とりわけ深刻な若者の雇用確保を最優先