攻撃者はプロキシされたアドレスを完全に制御できるため、Nginxの代わりにリクエストを送信することが可能になります。 安全でない内部リダイレクト サーバー設定に internal locationがあり、そのlocationがプロキシされたサーバーのアドレスとしていずれかのリクエストデータを使用しているとします。 例: location ~* ^/internal-proxy/(?<proxy_proto>https?)/(?<proxy_host>.*?)/(?<proxy_path>.*)$ { internal; proxy_pass $proxy_proto://$proxy_host/$proxy_path ; proxy_set_header Host $proxy_host; } Nginxのドキュメントによると、内部リクエストは下記のようにあります。 requests re
はじめに 前回の記事で、誤ってインターネットに開放されたRedisを操作してOSコマンド実行するまでの攻撃方法を説明しました。 knqyf263.hatenablog.com こちらの方法ではCONFIG SETを使っていたのですが、最近コンテナが利用されることが増えたために刺さりにくくなっています。また、Redisの実行ユーザの権限が強い必要があったり、ドキュメントルートのpathを予測する必要があったりといった制約もありました。そういった制約を回避する方法が発表されていたので試してみました。 さらに、前回はRedisが完全に操作できる前提を置いていましたが今回は更に難しくSSRFのみが使える状況が想定されています。SSRFについては調べたら出ると思うので割愛しますが、今回の場合は簡単に言うと「Redisは公開されていないが、公開されているWebサーバなど経由で攻撃者が内部のRedisに
AWS EC2環境でのDNS Rebindingについて検証したので紹介します。 まずは、「前回までのおさらい」です。先日以下の記事でSSRF攻撃およびSSRF脆弱性について紹介しました。 SSRF(Server Side Request Forgery)徹底入門 この記事の中で、以下のように紹介しました。 ホスト名からIPアドレスを求める際にも以下の問題が発生します。 DNSサーバーが複数のIPアドレスを返す場合の処理の漏れ IPアドレスの表記の多様性(参考記事) IPアドレスチェックとHTTPリクエストのタイミングの差を悪用した攻撃(TOCTOU脆弱性) リクエスト先のWebサーバーが、攻撃対象サーバーにリダイレクトする 上記のTOCTOU(Time of check to time of use)問題は、DNSの名前解決の文脈ではDNS Rebindingとも呼ばれます。 DNS R
SSRF(Server Side Request Forgery)という脆弱性ないし攻撃手法が最近注目されています。以下は、ここ3ヶ月にSSRFについて言及された記事です。 EC2上のAWS CLIで使われている169.254について SSRF脆弱性を利用したGCE/GKEインスタンスへの攻撃例 SSRFを利用したメール送信ドメインの乗っ取り 「CODE BLUE 2018」参加レポート(岩間編) この「空前のSSRFブーム」に便乗して、SSRFという攻撃手法および脆弱性について説明します。 SSRF攻撃とは SSRF攻撃とは、攻撃者から直接到達できないサーバーに対する攻撃手法の一種です。下図にSSRF攻撃の様子を示します。 攻撃者からは、公開サーバー(203.0.113.2)にはアクセスできますが、内部のサーバー(192.168.0.5)はファイアウォールで隔離されているため外部から直接
12/9~12/10に開催したSECCON 2017 Online CTFに参加いたしました! vulsというチームで参加して、最終結果は46位でした。 私はWeb問をメインで担当していました。 今回はちょっと日曜日に所用があったため、残念ながらフル参戦できなかったのですが、久々にオフラインで集まって、昨年と同じようにレッドブル片手にピザを食べながらCTFをやることができてすごく楽しかったです! 折角なので、少ないのですが私が解いた問題のWrite UPについて今回ブログに書こうかと思います。 SqlSRF (400 points) 今回私が解いたのは「SqlSRF」という問題です。 問題名からして、見た瞬間に多分SQLインジェクションとSSRFをさせる問題なんだろうなと推測しましたが、結果的にいうとその通りの問題でした。 問題には、以下のような記載があって、URLが記載されています。 T
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