KDDIが4月24日に発表した2008年3月期通期の連結決算は、営業利益が前期比16.2%増の4005億円と初めて4000億円を超え、5期連続の増収増益となり、au携帯の契約者数は3000万を突破した。だが端末投入の遅れなど課題も見え、決算会見で同社の小野寺社長は「auらしさが失われていた部分がある」などと語った。 営業収益(売上高)は3兆5963憶円(前期比7.8%増)、経常利益は4079億円(16.2%増)、純利益は2178億円(16.6%増)。 auブランドの携帯電話の累計契約数は3010万人と、目標にしていた3000万人を突破。携帯事業の増収増益が好業績をけん引した。だが契約者増に伴う販売コストなどが増加したことで利益が当初予想を下回り、営業利益は当初予想から135億円減、最終利益は22億円減となった(関連記事:KDDI、利益見通しを下方修正 契約者増で販売コストかさむ)。 第3四