このところのマツダの動向から目が離せないというクルマ好きは少なくないはず。ふだんはエレクトロニクスやIT、オーディオ&ビジュアルを中心に取材をしている僕も、クルマが大好きな人間として、マツダの動向が気になっていたひとりだ。 なにしろ、最近のマツダは目立っている。仕事柄、北米への取材旅行が多いのだが、逆五角形の特徴的なグリルは、どんな街でもよく見かける。特にCX-7の人気は先代モデルから高いようで、オーナーにその理由を尋ねると「だってカッコいいじゃない」と明快な答え。そして実際に手にしてみると、SUVらしくないシャープなハンドリングで「おっ、マツダ。結構よいじゃない」といった空気が醸成されている、と話していたのは、サンフランシスコ在住の知人ジャーナリスト。デザインを入り口に、実際のクルマに触れてもらうことでブランドとしての評価を高めている、という評判だった。 このまま北米での認知度が、どんど