アフガニスタン情勢の悪化を受け、岸防衛大臣は、日本人などを国外に退避させるために派遣していた自衛隊機の撤収を決め、輸送活動の終結を命じました。退避を希望している大使館や国際機関で働くアフガニスタン人のスタッフなどへの支援は、引き続き周辺国にとどまる外務省職員などがあたることにしています。 アフガニスタン情勢の悪化を受け、政府は、日本人などを国外に退避させるため自衛隊機を現地に派遣し、先週には日本人女性1人とアフガニスタン人14人が、それぞれ自衛隊機によって、隣国パキスタンの首都イスラマバードに退避しました。 政府は、状況の変化に対応するため、その後もイスラマバードに自衛隊機を待機させていましたが、アフガニスタンに駐留していたアメリカ軍の撤退が完了したことを受けて、31日、自衛隊機の撤収を決め、岸防衛大臣が輸送活動の終結を命じました。 派遣されていた自衛隊の部隊などは今後速やかに帰国する予定