■国立博物館、オール八重山で誘致を 去る14日、那覇市の県立博物館・美術館講堂で自然環境を総合的に研究する国内初の国立自然史博物館を沖縄県に誘致しようとする第2回シンポジウムが開催された。八重山からも有志が参加し誘致活動を行い、学者からも生物の多様性が豊富な八重山圏域に同博物館の設置が最適であることを確認したという。喜ばしいことである。中山義隆市長も行政も積極的に取り組む意向を述べている。3回目のシンポジウムは来年、石垣市で行うことになった。誘致実現とシンポジウム成功に向けて官民で取り組むのは当然だ。 多様な生物が生息すると指摘された石垣市だが、土地改良事業当時の赤土汚染などを手始めに山間地まで住宅開発が進められ、新石垣空港開港による観光客の急激な増加、騒音、夜間照明などで生物環境悪化が急速に進んでいる。 去る1日に開催された「ラムサール条約10周年記念シンポジウム」でも深刻な問題であるこ