最近、シンガポールで性犯罪を犯した人がむち打ちの刑に課せられたことが話題になっていましたので、これに合わせてアメリカにおける性犯罪者への罰則や、性犯罪を犯した教職員の復職を阻む仕組み等について話しました
最近、シンガポールで性犯罪を犯した人がむち打ちの刑に課せられたことが話題になっていましたので、これに合わせてアメリカにおける性犯罪者への罰則や、性犯罪を犯した教職員の復職を阻む仕組み等について話しました
中国でタクシーに乗って2回、これは殺されるかもしれない、と思った話。高リスク社会中国と日本は似てきたか? 私は今までに中国でタクシーに乗って2回、これは殺されるかもしれない、と思ったことがある。 1回目は2010年頃の広州。 夕暮れの市中心部で流しのタクシーに乗ったら、普通に人気のない場所に連れて行かれそうになりどんなに言っても車を止めない。信号待ちの時に助手席から自分でドアを開けて飛び降りた。 現金、運転席にほおり投げて。 前日に広州の友人の女性経営者の家に泊まって、広州がいかに危険か聞いていたのがよかった。 もう一回は2018年頃の北京。 飛行機が遅れに遅れ、北京首都空港に夜中の3時頃に到着した。 いつもなら外が明るくなるまで空港で待機するのだがこの時は疲れていて、早く家に帰ろうと思った。 北京首都空港のタクシー乗り場は数台 まとめて車泊りに停車し、運転手が全員一度 車から降りて顔をカ
3月7日、イギリスのBBCが、2019年に亡くなったジャニー喜多川氏の、少年への性加害を取り上げたドキュメンタリーを放送した。コラムニストの河崎環さんは「ジャニー喜多川氏の性加害疑惑は、過去にも一部のメディアで取り上げられており、いわば『公然の秘密』だった。今回のBBC報道に対する日本の反応には、少年への性加害に対する海外と日本の価値観の温度差がはっきりと表れている」という――。 「子どもにそんなものを見せるな!」 いわゆる国際結婚をしている友人が、こうこぼした。 「たまたま出演者の中にジャニーズがいるテレビ番組を子どもと見ていたら、英語圏出身の夫が血相を変えて走ってきて、『そんなものを子どもに見せちゃダメだ!』って、テレビを切ったの。『ジャニーズ事務所のタレントが出ている番組を見ること自体が、(ジャニー喜多川氏によって行われていたと疑われる)性的搾取をOKだと肯定することになる。大人の我
特殊詐欺の被害総額は、警察が把握しているだけで559億円(2014年)。そして今日も、持てる者たちから持たざる者たちが奪い取っていく。加害者への取材を通してこの重犯罪の実態に迫ったルポ『老人喰い ─高齢者を狙う詐欺の正体』を上梓した鈴木大介にインタビュー。振り込め詐欺をシノギとする若者たちの生態や心情から、アウトローを取材する記者稼業の本音にまで話が及んだ。 * 取材を始めたキッカケは、純粋に需要があったからです。いまに始まったことではなく、さまざまな社会の裏側の仕事というものは、生活に不安を感じている人々にとって「どうにもならなくなっても、こうすれば生きていけるんだ」といったガイドラインのような需要がありますから。 ところが、実際に取材をして、裏稼業の現場の子たちの話を聞いていくうちに、大きな違和感を感じたんですね。彼らは見た目こそ近寄りがたい存在なワケですが、実はその多くが社会的弱者で
事件は3月26日の昼過ぎだったようだ。東京都杉並区下井草三のアパート二階の部屋で32歳の保育士が殺害された。犯人はベランダ窓ガラスのロック部分だけ操作できるよう巧妙に穴を開け、ロックを外し侵入した。専用の道具を使ったと考えられる。侵入経路は屋根からであった。と、こうした状況を当初ニュースで聞いたとき、私はその侵入手口の巧妙さからプロ犯罪だろうとまず思った。 が、すぐにそんなはずもないと思い直した。プロなら仕事でやっている。相応の金銭の獲得が予想されないといけないし、殺人は割に合わない。とすれば、痴情による犯罪であり、被害者と面識あるものかもしれないとも連想した。 犯行の様子だけを追うと金銭が狙われたふうはない。被害者はコートを着たまま倒れていて、背中の左側に柄が取れた刃物が刺っていたという。首には圧迫痕があり、激しく抵抗した痕跡もあったという。こうした知識は当時のニュースを振り返って書いて
痴漢冤罪の件、「冤罪被害者の人権を守れ」とか恣意的なこと言ってるうちはダメだよ。本当はやってなくても真実を知ってるのは本人と真犯人だけ。痴漢被害者や捜査機関にとっては「やったくせに言い訳してる奴」なんだから。真犯人含め、しかも痴漢に限らず被疑者の権利を擁護しろと言わねばならない。 — ystk (@lawkus) 2017年5月15日 前々回エントリ、前回エントリともにきわめて反響が大きく、痴漢冤罪問題への社会的関心の高さを痛感した。*1 いつも満員電車に乗っている人は、否応なく他人と身体が密着する状況に、誤解を受けたらどうしよう、痴漢犯人と取り違えられたらどうしようと不安に思うのはよくわかる。 不安なのはわかるが、痴漢冤罪を痴漢特有の問題だと信じている人が少なからずいるらしいことが今回の色々な反応を受けてわかり、これはちょっと不思議だった。 どうも、「日本は女に有利な世の中で、捜査機関も
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