LastResort
国内IPTVの仕様検討を進めてきたIPTVフォーラム(主査:安田靖彦東京大学名誉教授)は2008年6月9日にオープンセミナーを開催し,IPTV受信機用の技術仕様案が完成したことを報告した。これにより,将来的には市販のテレビなどに国内標準のIPTV受信機能が内蔵され,一つの端末で異なる事業者の様々なサービスを利用可能になる。これまでは各IPTVサービスごとに,それぞれ専用の受信機を用意する必要があるのが一般的だった。 IPTVフォーラムは2006年10月に発足した,通信事業者とテレビ局,メーカー各社らが参加する任意団体(関連記事)。IPTVサービスの技術基準や運営ルールを議論することを目的として,IP再送信やIP放送サービスについて検討するIPマルチキャストWGと,ビデオ・オンデマンド(VOD)サービスについて検討するオンデマンドWGに分かれて仕様の策定を進めてきた。会合の数は数百回を重ね,
先月28日、日銀の白川方明総裁は「日本も米国も、近年のバブルの多くは物価の安定やデフレの危険が意識されるなかで、低金利が持続した後に生じた」と述べ、バブルと低金利の関係が無関係ではないとの見解を示した。 また、米ブッシュ政権で2005年まで国際問題担当の財務次官をつとめたジョン・テーラー米スタンフォード大教授は「米国をはじめ各国中央銀行の過度の金融緩和が最近の世界的なインフレの一因」という見方を示した。 日銀総裁にしても元米国財務次官にしても、こんな見識で職務が務まるのか?と私としては疑いたくなるような両者の発言だった。 テーラー氏の発言は、今のタイミングで「利上げ」をしたいという意図があってのことだろう。「利上げをするべきだ」という意見は正しいと思うが、その根拠が違っている。 現在の世界的なインフレの原因は、過度の金融緩和ではなく、「世界的な金余り」によるものだ。 金融緩和とは中央銀行な
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「eラーニングって、結局、ダメでしょ。やっぱりネットでなんか、学べないって!」 先日、ある場所で、こんな言葉を聞いた。周りの人々が、みんな一同に、この言葉に同意していたので、「あまり波風をたたせてもな」と思い黙っていたけど、何だか僕には、この言葉に「違和感」を覚えた。 ここで「eラーニング」を2つに分けて考えたい。 1つは、「eラーニングとよばれるサービスを提供している業界のこと」。2つめは「e(ネット化)されたラーニング(学び)、」つまりは、「ネットを使って学ぶこと」。 もし仮に「eラーニングって、結局、ダメでしょ」の「eラーニング」が前者、すなわち「eラーニング業界」や「eラーニング業界のビジネスモデル」を指し
【WWDC】AppleとAT&Tによる「通信料収入の分配」が終了,AT&Tの無制限データ通信は月額30ドルに 米AT&Tは2008年6月9日(米国時間),「3G iPhone」の発表に合わせて「AppleとAT&Tによる契約を変更し,『レベニュー・シェア(iPhoneによる通信料収入をAppleにも分配すること)』を終了する」と発表した。またAT&Tは,米国内の消費者向けにiPhone用のデータ使い放題プランを月額30ドルで提供すると発表している。 AT&Tは7月11日に米国で「3G iPhone」の販売を開始する。それに伴いiPhoneを使用する消費者に対して,無制限のデータ通信サービスを月額30ドルで,音声通話も含めた場合月額69.99ドルから(音声通話は無制限ではない)で提供する。法人向けには,iPhoneに限定しない無制限の3Gデータ通信サービスを,月額45ドルで提供する。 同時に
こんにちは、豪です。 私は、livedoor PICSという写真共有サービスを担当しております。今回は、その運用の中で、サービスに劇的な好影響を与えたテクニックをご紹介したいと思います。 写真をアップロードする、という作業は意外と手間のかかるものです。それをあえて行ってもらわなければコンテンツとして成立しないのが、livedoor PICS ですから、ユーザーのモチベーションを高く保つことが大切となります。 【01】コメントは、カンフル剤 そのモチベーションを維持するための大切な要素が、写真につけられる「コメント」ではないでしょうか。 写真を見て、そこから何かを感じ取った人が残すコメントは、撮影者を励まし、勇気付けるカンフル剤です。 コメントが付くか付かないか、という点は「写真をアップロードする」という手間をかけてでも livedoor PICS にアップしようとユーザーが考えるか否かに直
IPTVフォーラムは2008年6月9日,受信機仕様に関するオープンセミナーを開催した。同フォーラムでは,IPマルチキャストWGとオンデマンドWGに分かれて仕様策定を進めてきた(図1)。このほど2380ページのドラフト案がまとまったことを受けて,同フォーラムとしては2回目となる今回のオープンセミナーを開催した。なお,IPTVフォーラムはあくまで任意団体であることから,活動はひとまず停止する。ドラフト案は,新しく発足する規格団体に引継ぎ,規格・規定として維持・管理される見通しである。この新しい団体については6月中をメドに報告すると,事務局は説明している。 この仕様に完全に準拠させる,とNTTコムの有馬副社長 このセミナーでは,まず運営委員長の村井純氏(慶応大学教授)が挨拶にたった。村井氏は,(1)デジタルテレビ情報化研究会およびIPSPの二つの仕様をベースに今回のドラフトを作成したことで,さら
ブログやSNSが普及し、個人が自分の考えをネット上で表現する機会が増えている。その一方で、差別表現を知らずに書き込んでしまい、他人を深く傷つける可能性も増している。これまでブログが“炎上”したケースでも、差別意識を露呈した表現が問題視されたことが多い。 「ブログの発展が一番恐い。これまでテレビや映画、新聞が差別を拡大再生産させてきたが、もっとひどいことが起きてしまうのでは」――小学館で差別表現問題に取り組み、多くの実例を集めた「改訂版 実例・差別表現」(ソフトバンククリエイティブ)を出版したジャーナリストの堀田貢得さんはそう危ぐする。 差別表現とは 同書によると差別表現とは「他者の人権を侵害し、人間性を深く傷つけ、苦しめ悲しませるような表現」。誰もが持つ基本的人権――自由と平等の権利や人間らしく幸福になる権利――を侵害するような表現だ。 差別意識が向けられるのは「弱い」人たち。日本では被差
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く