CESはConsumer Electronics Show、最新家電のショーだ。しかし、今年はショーの主役が家電からWebサービス、クラウドに変わっていたように思えた。「いつからCESのCはクラウドのCになったんだ?」と驚いてしまうほどに。 テレビは「第二のスマートフォン」になり アウディは「LTE通信につながるクルマ」を披露した CESのクラウド化を象徴していたのが「セカンドスクリーン」だ。本来の意味はスマートフォンがテレビに続く「第二の画面」になることだが、広い会場を歩いていると、薄型テレビが「第二のスマートフォン」になっている方をかなりの確率で目にした。デジカメやスピーカーはもちろん、冷蔵庫や洗濯機、赤ちゃんのおもちゃに至るまで、およそ7~8割の製品がスマートフォンとつながる仕組みを持っていたのではないかと思う。 とくに驚かされたのがクルマ系のブースだ。運転席には必ずといっていいほど