最近はロシア関係でメディアにも多数出演している軍事評論家、Twitterでは丸の内炒飯OLとしても知られる小泉悠さんによる、ロシアおよび現在のロシア・ウクライナ戦争に関する対談本です。 さまざまなジャンル・業界の人々との多方面にわたるお話が展開されており、知的好奇心を満たしつつ、いまの戦争や世界に対する解像度を上げることができる、というおトクな本に感じました。それぞれの対談ごとにサクッと読めるようになっているのも、それほど読書家でない僕にはありがたかったです。 +++++ たくさんの対談のなかでも特に僕が面白く読んだのは、翻訳家でテレビプロデューサーのマライ・メントラインさんと、中国関係を中心に活動しているルポライターの安田峰俊さん、そして小泉さんというお三方の対談です。 ロシアという国をめぐって、マライさんと安田さんがドイツと中国の視点を交えながら、今回戦争に向かったロシアが外の世界から
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