お金は単なる手段に過ぎない。 このことは、誰しもがよくわかっています。でも、お金を貯めることって、なぜか人生の目的になりがちなんですね。実際、貯蓄額が一番多くて借入金が一番少ないのは、人生の終盤なのです。 「世帯主の年齢階級別の所得の状況|厚生労働省」より上の表はあくまで貯蓄額と借入額しか捉えていませんが、実際には持ち家や株式、保険や年金などのさまざまな金融資産を抱えているものです。そして、その総額がマックスに達するのが70歳あたりなんですね。 でも、70歳で金をいくら持っていても、やれることがすごく限られてきます。持病が悪化して動きが取れないとか、そろそろ免許返納とか、激しい運動はおろか日常生活すらしんどいとかで、お金がいくらあっても、ほぼ使い道がないんですね。 つまり、老後への貯蓄って実はあまり意味がなかったりします。 ※このマガジンでは、シリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点で得た