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ブックマーク / memo.wnishida.com (4)

  • 小説作法 スティーヴン・キング (その二): Wataru's memo(2009-05-02)

    ● [Thoughts][Books] 小説作法 スティーヴン・キング (その二) 古今東西、多くの作家が小説や文章作法に関わる書籍を著していますが、「小説作法 (On Writing)」は、次の二点において異色を放っています。 執筆に臨む際の覚悟を問うている Editing process の重要性と実例を示している 特に後者に関する記述はとても重要なもので、他書ではお目にかかれません。残念ながら、今の学校教育の中で教師から一生役立つ編集の手ほどきを受けることは不可能に近いでしょう。社会人となった後も、優れた "編集者" (職業人だけでなく指導者も含む)に出会うことは、良き伴侶を見つけることよりも難しい。 Stephen King は未だ mentor に巡り会えていない読者に向かい、高校時代に出会った自分の師から学んだことを伝えようとしているのです。 But it's writing.

  • 小説作法 スティーヴン・キング (その一)

    ● [Thoughts][Books] 小説作法 スティーヴン・キング (その一) 先日は、橋治の "わからないという方法" を通して、「編集者の出る幕なんかない」場面を紹介しました。これに対して、「編集者は神」と明言する作家も世の中には存在します。今日は、その代表作家であるスティーヴン・キング(Stephen King)が著した「小説作法 (On Writing)」をご紹介しましょう。 King 氏は、ホラー小説界の帝王として有名ですが、同氏の手になる「小説作法 (On Writing)」は、小説家を志す人達の間で高く評価されている、一風変わった作品です。残念ながら、池 央耿(Ike Hiroaki)氏による邦訳は絶版となってしまいましたが、原書は今でも出版されています。 翻訳書のタイトルは読者に「小説の書き方」を連想させますが、この命名はいささか不適切です。原題に "On Writi

  • Wataru's memo(2009-01-02)

    ● [Thoughts] 名著は読み手の心に火をつける 明けましておめでとうございます 更新が止まること、早9ヵ月。久しぶりの復活です。 The great teacher inspires. William Arthur Ward というアメリカ教育者(1921-1994)が残した、教師に関する有名な格言があります。 The mediocre teacher tells. The good teacher explains. The superior teacher demonstrates. The great teacher inspires. 私が敬愛する故川上正光博士(電子回路の著者)は、この言葉を「先生の四階級」に改変し、自著「日に先生らしい先生はいるのか」(閣文社 1990年・絶版)の最終章で次のように記しています。 先生の四階級 平凡な先生は、ただしゃべる(Bad te

    isrc
    isrc 2009/01/04
    平凡な先生は、ただしゃべる(Bad teacher)/よい先生は、自分でよく咀嚼して教える(Poor teacher)/すぐれた先生は、考えさせる(Good teacher)/偉大な先生は、心に火をつける(Excellent teacher)
  • Wataru's memo(2004-07-04)

    ● [Linux] Goodbye, Linux 2. Single-bit decisions 先日のメモは、夜明け前に書き上げたせいか、感情が入りすぎてしまった・・反省。Rusty Russell 氏の Last name もミスタイプしてしまい、猛省。今日はまだお昼過ぎなので、少し冷静に話の続きを進めることにしよう。 Goodbye, Linux は、コメント欄を含め、各所で様々な評価を頂いているようだが、私達にとって大切なことは可能な限り多くの視点から問題を捉えることにある。メモ上で提示しているものは、あくまでも私個人のひとつの視点に過ぎず、世の中にはそれこそ星の数ほどの考え方が存在する・・はずだ。 ところが日というのはおかしな国で、「ハト派・鷹派」、「右翼・左翼」という言葉に代表されるように、物事を1ビットの粒度で捉える習慣を幼少時代から叩き込まれる。「戦争はいけません」、「

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