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2009年5月8日のブックマーク (11件)

  • 日本人のリスク態度 - 池田信夫

    池尾さんもおっしゃるように、20年近くにわたる長期不況が一時的な需要不足によるものとは考えられません。こういう場合、労働市場あるいは金融・資市場に欠陥があるのが普通です。90年代には金融システムがボトルネックでしたが、今回の不況では非正社員の問題が騒がれているように、労働市場がボトルネックになっています。私の印象では、この二つの問題には共通点があるようにみえます。それは日人のリスク態度です。 日人の金融ポートフォリオの半分以上を現預金が占めているのが先進国では突出した現象だということはよく知られていますが、前にも書いたように雇用のポートフォリオもローリスクの極に片寄っています。後者には規制という要因があるので、同列には比較できませんが、おそらく解雇規制を完全に撤廃しても、正社員がどんどん解雇されることはないでしょう。それは日人にリスクをヘッジするという感覚がなく、リスクをできるかぎ

    日本人のリスク態度 - 池田信夫
  • 小説作法 スティーヴン・キング (その二): Wataru's memo(2009-05-02)

    ● [Thoughts][Books] 小説作法 スティーヴン・キング (その二) 古今東西、多くの作家が小説や文章作法に関わる書籍を著していますが、「小説作法 (On Writing)」は、次の二点において異色を放っています。 執筆に臨む際の覚悟を問うている Editing process の重要性と実例を示している 特に後者に関する記述はとても重要なもので、他書ではお目にかかれません。残念ながら、今の学校教育の中で教師から一生役立つ編集の手ほどきを受けることは不可能に近いでしょう。社会人となった後も、優れた "編集者" (職業人だけでなく指導者も含む)に出会うことは、良き伴侶を見つけることよりも難しい。 Stephen King は未だ mentor に巡り会えていない読者に向かい、高校時代に出会った自分の師から学んだことを伝えようとしているのです。 But it's writing.

  • 所詮ネットは情報流通のための技術でしかない。

    がダメとか、ここで頑張るとか、ネットの成功例として代表的な生き方をブランディングしてきた人の挫折が同じ日に出たとか、産業として成り立ってるや否やという話とか。 いろいろな出来事や、いろんな人が意見を言っていて、どれもこれもが同じ延長線上にあるようで面白い。今も昔の書き込みも見たり、なるほどなぁと思いつつも、何かが忘れられてない?と確認してみたくなったことがあったので、整理のためにメモ。 ・誰かの役に立つために自分の時間を使って何かを販売して買っていただければビジネスとしては成り立つ。 ・誰かからお金をいただくってそういうことじゃないの? ・それを自分にとって良しとするか否かはある。でもそれは好き嫌いであって、その業界全体を批判して良いかはまた別問題。 ・もちろん死にゆく業界ってのはある。ビジネスモデルが時代にそぐわないケース。でも、当に時代にそぐわない?(出版や新聞の紙の流通に依存し

    isrc
    isrc 2009/05/08
    ネットは所詮情報産業。ハナから起こせる革命と起こせない革命がある。 人が実際に動いてナンボ。ネットは、そのお手伝いしかできない。
  • Good night, Posterous

    Posterous Spaces is no longer available Thanks to all of my @posterous peeps. Y'all made this a crazy ride and it was an honor and pleasure working with all of y'all. Thanks to all of the users. Thanks to the academy. Nobody will read this.

    isrc
    isrc 2009/05/08
  • 日本の政治をよくするために必要なただ二つのこと - michikaifu’s diary

    最近はやりのこのパターンをタイトルに使ってみた。まぁ、ホントは二つじゃすまないけど。で、このところ「日はダメか?」論争がいろいろあって面白い。 国や組織はどういう時に良くなるか | On Off and Beyond 海外で勉強して働こう | On Off and Beyond 404 Blog Not Found:日に留まりたかったら、一度は留学しておくべき 日をもっとダメな国だと思い危機感を煽りましょう | フランスの日々 私は「日」という大きな「怪物」については、でもブログでも講演会でも「ネタ」にすることはあるが、「日はどうするべきだと思いますか」というド・マクロな質問には答えられず、敢えてスルーしてそういう怪物を相手にするための「個人の戦略」に話を絞ることにしている。答えられない理由は、「日」といっちゃうと政治や政策の話がどうしても避けられず、それは普段の仕事からも生

    日本の政治をよくするために必要なただ二つのこと - michikaifu’s diary
    isrc
    isrc 2009/05/08
    1.キャリアパス。落選しても元の生活に戻れる道がないと、危なくてしょうがない。2.ほめること。「ほめる」ことの最も基本的なやり方は、「投票」である。でも、それだけじゃ足りない。
  • 日本を拡張する - tatemuraの日記

    渡辺千賀さんの「日はもう立ち直れないと思う」という発言がずいぶん反響を呼んだわけだが、*1これは日という現行システムの限界を指摘しているのであり、中の人までが駄目だとまではいっていないと思う。渡辺千賀さんの趣旨そのものではないかもしれないが、次の二点に言い換えた上で同意したい: 今のシステムで「かつてのような形での」繁栄は望めない(景気回復→海外に日製品が売れまくり→みんなの所得が右肩上がり*2)。 今のシステムを変えるには、もっと多くの人が(一時的にでも)外に出るほうがよい。 日人が個人としてもっと海外に展開するようになり、今の日を「拡張」することによって、かつてとは違った形での「日」の繁栄はありうるのではないか。それが自分の思いである。これはessaさんのいう「広がっている日」と基的には同じことだと思う。 今日が直面しているのは、景気の波というだけでなく、政治・産業・

    日本を拡張する - tatemuraの日記
    isrc
    isrc 2009/05/08
    硬いことの問題は脆弱性だけでない。硬直した環境の中では、リスクを極端に回避するような行動が合理的になり、新たな行動がどんどん起こせなくなってくる。
  • 長期雇用という物語の終わり - 池田信夫 blog

    の制度改革でもっともむずかしい(そのために取り残されている)のが、雇用規制の改革だ。特に長期雇用は、企業や労働者にとって個別には合理的であるため、それを改めるインセンティブがない。労働者にとっては、いつクビになるかわからない雇用契約より終身雇用のほうがいいに決まっているので、彼らが長期雇用を望むのは当たり前だ。他方、企業も他社が長期雇用で採用しているとき、自社だけ有期雇用で募集してもいい人材は来ない。 だから労働者は転職を考えないで社内の出世競争に特化し、企業も正社員を解雇しないで新卒の採用を抑制し、非正社員に置き換える。こうした労働市場の二重化によって賃金に格差が生じ、平均賃金は競争的な水準より高くなって過少雇用が起こるというのが効率賃金仮説である。個別には合理的な行動の集計が社会的に非効率的な結果をまねく原因は、各個人や企業の行動が他の経済主体に影響を及ぼす外部性があるからだ。つ

    isrc
    isrc 2009/05/08
    1.柔軟な労働市場―競争的な賃金―容易な解雇―容易な転職/厚労省が政策を転換して1の均衡を選ぶと宣言し、解雇規制や派遣労働の規制を撤廃するだけで、非正社員の問題は大きく改善する可能性がある。
  • 会社に人生を預けるな - 池田信夫 blog

    最近の終身雇用をめぐる記事に対するウェブでの反応をみると、ほぼ9割以上が賛成という感じだ。サラリーパーソンにとっては、会社が当てにならないというのは、昨今の不景気で身にしみているのだろう。かりに会社が終身雇用を維持したとしても、その会社がつぶれたらどうしようもない。著者もいうように、今や外部労働市場でつぶしのきかない会社人間になりきることは、かえってリスクの高い生き方なのである。 しかし書の議論は、かなり荒っぽい。これまでにも書いたように、著者の批判する「終身雇用制」などというものは、制度としても実態としても存在しない。労働経済学や労働法の専門家は、このミスリーディングな用語を避けて、長期雇用という言葉を使うのが普通だ。またサラリーパーソンを奴隷と同一視して、南北戦争が「北部で奴隷を抱えるコストを雇用主が負担しきれなくなった」ために起こったというのもおかしい。 古代ローマで奴隷が解放

    isrc
    isrc 2009/05/08
    現状は古代ローマ末期のように、社畜という事実上の奴隷制のコストが高くなりすぎた状況に近いのではないか。それは社畜にとってリスキーなだけではなく、企業にとっても事業効率化の足枷になっている。
  • 雇用の調整メカニズム - 池田信夫 blog

    きのうの記事は戦前までのことしか書かなかったが、戦前に日的労使関係の原型ができたとはいえ、「終身雇用」が成立したわけではない。通説のおさらいだが、拙著の第3章の内容を紹介しておこう。 終戦直後の労使関係を特徴づけるのは、激しい生産管理闘争だった。これはマルクスの「生産の社会的管理」の理念を追求し、労働者が経営に参加して企業をコントロールすることを求めるものだった。1940年代の読売争議、東芝争議などは経営側が一部譲歩して労組の経営参加を認めたが、50年代になるとGHQの占領政策の転換によって「総資」が「総労働」を弾圧する方針に転換し、その頂点ともいえる1960年の三井三池争議で労働側が敗北し、労使対決の時期は終わった。 こうした争議の主要な争点は、解雇反対闘争だった。つまり50年代までは、解雇はかなり自由に行なわれていたわけだ。10年以上勤続の労働者の比率も1957年で15.8%と

    isrc
    isrc 2009/05/08
    雇用調整カニズムが解雇(50年代)、配置転換(60年代)、出向(70年代)、非正社員(90年代)と変化/現代の最大の問題は正社員と非正社員の身分格差が固定し、正社員も社内失業しているという人的資源の浪費
  • 社畜はいかにして生まれたか - 池田信夫 blog

    雇用問題を冷静に考える最大の障害になっているのは「労働者は資家に搾取される弱者で、政府が救済しなければならない」という通念だ。社会主義が崩壊した後も、この固定観念は多くの人々に共有されているが、クラークはこれを経済史の計量的な研究によって否定している。 そもそもプロレタリアートがそれほど悲惨な存在なら、なぜ産業革命の時期に農業を捨てて工場労働者になる人が急増したのだろうか。答は簡単である。プロレタリアートのほうがはるかに所得が高かったからだ。クラークのデータによれば、産業革命後のイギリスで急速な成長による収益のほとんどは、単純労働者に分配された。この理由も簡単だ。労働市場の競争が激しく、労働生産性の上昇に応じて賃金が上がったからだ。限界生産力説の教えるように、労働市場が競争的であれば賃金は労働の限界生産力に等しくなるのだ。 日でも、終身雇用が理想で戦前の労働者はすべてかわいそうな「

    isrc
    isrc 2009/05/08
    長期雇用を求めたのは経営者。ねらいは労働市場の競争圧力を弱めること。日本のサラリーマンの大部分は転職のオプションが絶たれているために、会社にしがみついているにすぎない。
  • まだいける、と思ってた? - Chikirinの日記

    前に「最後通告は37歳」というエントリを書きました。 それは「将来が現在の延長線上にしか存在しなくなる」年齢であり、人生の再スタートができなくなる年齢だという話でした。 37歳まで“ぐーたら”だった人は“一生ぐーたら”だし、37歳までに決断できなかった人は、一生決断できない。それは、“今の自分とは違う将来や夢”を語ってもよい最後の年齢なのです。 若手俳優など芸能界のスターも、このあたりで役柄が変わりますよね。というか、変えないとやっていけなくなります。 元々が綺麗な人が多いし、メイクもメンテも完璧だからみんなとても若く見えるけど、それでも 37才を越えて、清純派女優、アイドル、わーきゃー騒いでるだけでかわいいタレント、的なポジションを維持していくのはちょっと大変になります。 演技力でもいいし、大人の色香や、司会者としての才能などなんらか別のものが必要になるでしょう。 また、芸能活動ではなく

    まだいける、と思ってた? - Chikirinの日記
    isrc
    isrc 2009/05/08
    29歳あたりが限界なんじゃないかな。おそらく32歳くらいから35歳くらいまでの3年間で「キャリア後半戦」のための準備を整える必要がある。