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ブックマーク / text.baldanders.info (13)

  • 今年も心臓リハビリ@がんばらない

    JavaGo の翻訳でおなじみ柴田芳樹さんのブログで『心臓リハビリテーション入門』というが紹介されていた。 書籍『心臓リハビリテーション入門』:柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):SSブログ 私も他人事ではないので早速買って斜め読みしてみた。 五体満足のまま死ぬ人などいない(心臓はいずれ止まる) 昨年末のふりかえりでも書いたが,五体満足のまま死ぬ人などいない。 大きな怪我もなく運よく五体満足で生きてきた人も,いつか「治らない病」を得て身体の機能を失っていき,やがて心臓も止まって死ぬのである。 「健康寿命」なる不遜な言葉がある。 件のでは「健康寿命」のことを「健康上の理由で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義しているようだ。 現代の「健康」という言葉の裏面には障害や怪我や病気を忌避するネガティブなイメージがつきまとう。 それらから逃れるために人は過剰に「

    今年も心臓リハビリ@がんばらない
    isrc
    isrc 2024/01/08
    『心臓リハビリテーション入門』の帯にはデカデカと「『心不全は安静が第一』は過去の話!」と/理学療法士の方には「効果が見えるようになるのは5年後」と言われた。/「運動」「食事」「ストレスマネージメント」
  • 嘔吐するインターネット

    また面白い記事を見つけた。 The internet wants to be fragmented - by Noah Smith ブログ: インターネットは断片化されることを望んでいる この記事に全面的に同意するわけではないが,とても興味深い。 私が連想したのは Jock Young による『後期近代の眩暈』(原題: The Vertigo of Late Modernity; 2007)だ。 後期近代の眩暈 ―排除から過剰包摂へ― 新装版 ジョック・ヤング (著), 木下ちがや (翻訳), 中村好孝 (翻訳), 丸山真央 (翻訳) 青土社 2019-08-23 単行(ソフトカバー) 4791772091 (ASIN), 9784791772094 (EAN), 4791772091 (ISBN) 評価 新装版が出てた。『排除型社会』の続編。現代社会の過剰包摂(bulimia)について

    嘔吐するインターネット
    isrc
    isrc 2023/01/05
    この本にある「過剰包摂」という語は翻訳者によるもので原著では bulimia (過食症) 。ヤングは後期近代社会は過食症的な社会(社会のメンバーをたらふく包摂し、同時にむりやり排除するような社会)だと論じている。
  • ハライタだと思った? 残念! 心筋梗塞でした

    (今回の記事はちぃっと長いので,あらかじめお茶菓子を用意してご覧になることをおすすめします。 ではご笑覧あれ) 12月某木曜日 ある日の深夜のこと。 胃の辺りがキリキリ痛みだす。 今まで胃が痛いなんて二日酔いで吐きまくったときくらいだったのに(それもキリキリ痛んだことはない),全く身に覚えがない。 とりあえず,胃痛を和らげるには暖かくすればいいらしい,ということで,エアコンの設定温度を1℃上げて毛布を一枚引っ張り出して布団に重ねて潜り込んだら,そのうち収まっていつの間にか眠っていた。 12月某金曜日 翌日。 キリキリ痛むのは収まったが,まだ調子が悪い気がする。 あと,自宅の常備薬って解熱剤(予防接種の副反応対策用)しかないのね。 翌土曜日がかかりつけ医院への通院日だったが「1日前倒しして頓服でも貰うべ」というわけで,バスでお出掛け。 そうそう,勤務先には「体調不良で休む」と連絡しとかなきゃ

    ハライタだと思った? 残念! 心筋梗塞でした
  • 量子コンピュータで256ビット楕円曲線暗号は破れるか

    Bruce Schneier 先生のブログ記事より。 The impact of hardware specifications on reaching quantum advantage in the fault tolerant regime: AVS Quantum Science: Vol 4, No 1 Breaking 256-bit Elliptic Curve Encryption with a Quantum Computer - Schneier on Security この論文で256ビット楕円曲線暗号を破るのに必要な量子コンピュータのサイズを計算したらしい。 概要(ABSTRACT)には Finally, we calculate the number of physical qubits required to break the 256-bit elliptic

    量子コンピュータで256ビット楕円曲線暗号は破れるか
    isrc
    isrc 2022/02/23
    It would require 317x10^6 physical qubits to break the encryption within one hour using the surface code, a code cycle time of 1 us, a reaction time of 10 us, and a physical gate error of 10^-3. To instead break the encryption within one day, it would require 13x10^6 physical qubits.
  • FinTech の曲がり角

    2週間以上前の記事で恐縮だが Signal がいわゆる暗号通貨(cryptocurrency)機能を組み込むらしい。 Signal Adds a Payments Feature—With a Privacy-Focused Cryptocurrency | WIRED Signal Adds Cryptocurrency Support - Schneier on Security Et tu, Signal? 暗号化チャットのSignalが英国でMobileCoinによる決済機能をテスト中 | TechCrunch Japan メッセージングアプリSignalの暗号通貨による送金機能の追加にブルース・シュナイアーが苦言 - YAMDAS現更新履歴 実はこの話はほぼスルーしていたのだが yomoyomo さんの記事を見て,やはり「ログ」として残しておくのがいいだろうという気分になった。

    FinTech の曲がり角
    isrc
    isrc 2021/04/25
    最近では「通貨」機能は諦めたのか NFTが流行りらしいが,駄アイデアにしか見えない。あとは「資産」としてのデジタル・トークンの運用で一山当てようという山師的な発想しか見えてこない。
  • NIST SP 800-207: “Zero Trust Architecture”

    毎度の言い訳だが(笑),私がネットワーク管理者でセキュリティ管理者だったのは遥か昔の牧歌的な時代であり,現在時点で参加・所属する企業・組織のポリシーについてどうこう言う権限はないし,その気もない。 ただし,自衛のための知識を摂取し続けることは必要だと思っている。 というわけで,今回は2020年8月に最終版が公開された NIST SP 800-207 の触りの部分を覚え書きとして記しておく。 SP 800-207, Zero Trust Architecture | CSRC NIST SP800-207 「ゼロトラスト・アーキテクチャ」の解説と日語訳 | PwC Japanグループ Zero Trust および Zero Trust Architecture の定義 SP 800-207 では Zero Trust および Zero Trust Architecture は以下のように定

    NIST SP 800-207: “Zero Trust Architecture”
    isrc
    isrc 2020/09/18
    大変なのは ZTA におけるリソースとサブジェクト(の権限)の定義・運用・評価だろう。 これ,かなり細かい要求分析が必要だと思うよ。
  • 劇場型セキュリティと PPAP

    最近セキュリティ関連で PPAP なる謎の隠語を聞くのだが,どうも「情報処理」2020年7月号の特集記事が発端らしい? 命名の元ネタはもちろんアレである(笑) PPAP については特集記事を見ていただくとして,簡単にいうと,暗号化 zip ファイルとその復号パスワードを相手に電子メールで送りつける日独特の商慣行(笑)を揶揄した言葉のようだ。 つか,今だにこんなことやってる企業あるの? ホンマに? 劇場型セキュリティSecurity Theater) 「情報処理」2020年7月号でも説明されているが, security theater というのはゼロ年代初頭に起きた同時多発テロ(9.11)を受けて打ち出されたセキュリティ対策の間抜けさ加減を指した言葉で, Bruce Schneier さん著作の『セキュリティはなぜやぶられたのか』にも登場する。 セキュリティは、ある程度、どう感じるかとい

    劇場型セキュリティと PPAP
    isrc
    isrc 2020/06/25
    もはや暗号化なんてどうとでもできるけど,ゼロトラスト云々な時代なら「そのデータは本当に『正しい』よね?」ってのがより重要なんじゃないのか
  • 「特別定額給付金」申請のナニがダメだったのか

    「ダメだったのか」って過去形にしちゃったけど別にいいよね,もう今更だし。 いやね 特別定額給付金のオンライン申請で起きた問題についてまとめてみた - piyolog を見て笑っちまったのよ。 特に この問題を受け、郵送方式での申請を一部の自治体では推奨しています。 の部分。 それってただの「先延ばし」なんだけど(笑) 今回の「特別定額給付金」申請の最大の障害(ボトルネック)は申請受理の作業が「人力」である点だろう。 世帯単位での申請とはいえ人口の多い都会ほど世帯ごとの人数が少なくなるんだから,申請受理の「人力」作業でパンクしてしまうのは火を見るよりも明らか。 その上に個人番号カード発行や関連トラブルで混乱に拍車がかかっているのだから,ニンともカンとも。 オンライン申請で「おや?」と思った人も多いと思うが,申請時に提出する「添付書類1」って「目視」による確認らしいんだよね(そう明記されていた

    「特別定額給付金」申請のナニがダメだったのか
    isrc
    isrc 2020/05/21
    システムのセキュリティを考える際のポイントは「識別」と「認証」と「許可」の3つをいかに上手く分離し組み合わせるか/この識別・認証・許可の混同によりサービス・ドメイン毎の適切な運用が阻害されている
  • 警察にできることは犯罪者にもできる

    ホント,懲りないよなぁ。 AppleやFacebookが法執行機関向けバックドアを作らないなら暗号化を法律で規制する――米上院議員 - ITmedia NEWS Facebookは今回の公聴会の前に、ウィリアム・バー米司法長官宛の公開書簡で、「あなたが要求する“バックドア”は、犯罪者、ハッカー、抑圧的な政権へのプレゼントになってしまう。バックドアはそうした人々がわれわれのシステムに侵入することを許し、プラットフォーム上の人々を危険にさらす。バックドアを1つの目的のためだけに作成し、他の目的で開けないようにすることは技術的に不可能だ」と説明した。 警察や軍といったいわゆる「暴力装置」は「暴力」を背景に国民・市民・人民を統制するもので,前提としてそれが圧倒的な power を有している必要がある。 これは純然たる「暴力」であれば通用するかもしれないが「情報力」に関しては前提が崩れてしまう。 理

    警察にできることは犯罪者にもできる
    isrc
    isrc 2019/12/12
    「暴力装置」は前提として圧倒的な power を有している必要がある。 これは純然たる「暴力」であれば通用するかもしれないが「情報力」に関しては前提が崩れてしまう/警察にできることは犯罪者にもできる
  • 絶対インターネットになんか負けたりしない!!

    GitHubがイランなどからアクセス不可に、米国の経済制裁により。CEOのフリードマン氏「望んでやっているのではない」 - Publickey この記事を見て GitHubCEO がレイプ目で「アメリカには勝てなかったよ」とか言ってるシーンを妄想してしまった私は薄汚れてますね,すみません。 今回の記事に関して 多くの場合「マスターリポジトリ」はGitHubにあったりする。社内の開発であってもGitHubのプライベートサービスを使って行なわれたりする(今回アクセスが遮断されたのはそこである。OSSな公開リポジトリは関係ない)。開発の中心にGitHubがあるために、GitHubにアクセス出来ないと協調が出来なくなってしまう。元々、そういったことがないように分散リポジトリを提供していたはずのgitが、GitHubを使うことによって「ちょっと便利なcvs」くらいになってしまった とかいった話

    絶対インターネットになんか負けたりしない!!
    isrc
    isrc 2019/08/02
    GitHub も「停止スイッチ」を持っていて,国家はそのスイッチを押させることができる/これから本気で「非中央集権ネットワーク」を構築したいのなら,それは最低でも「インターネットがなくとも機能する」ことが要件
  • Facebook はもう駄目か知らん

    かつて Google は「完全なプライバシーは存在しない」と公言し「Google はプライバシーに敵対的」と大きな批判を浴びていた。 しかし「プライバシーに敵対的」な企業・組織・国家は Google だけではない。 Facebook はユーザのプライバシーを蹂躙する Campbridge Analytica の件以来 Facebook は大きな批判にさらされているが,上述したように「プライバシーに敵対的」で「監視資主義の走狗」たる企業なんて(規模の大小はともかく)いくらでもあるし,特定の企業・サービスを名指しで批判することは問題を矮小化させるだけだろうと控えてきたつもりである。 なので「Facebookが数億人のパスワードを平文で保存していたと認める」という記事のタイトルを見たときも「またやらしてるよぱすわーどへんこうしなきゃ」くらいにしか思わなかったのだが,どうやらもっととんでもない話

    Facebook はもう駄目か知らん
    isrc
    isrc 2019/03/23
    連絡は Signal で/情報収集用に Feedly を再開
  • 「暗号通貨」ってゆーな!

    断っておくが,私だけが言ってるんじゃないからね。 Cryptocurrencies Aren’t ‘Crypto’ - Motherboard “Crypto” Is Being Redefined as Cryptocurrencies - Schneier on Security “Most cryptocurrency barely has anything to do with serious cryptography,” Matthew Green, a renowned computer scientist who studies cryptography, told me via email. “Aside from the trivial use of digital signatures and hash functions, it’s a stupid name.” 私

    「暗号通貨」ってゆーな!
    isrc
    isrc 2018/01/28
    Bitcoin の思想の根底にあるのは1990年代の PGP から脈々と続く「暗号アナーキズム」であり「支配者のコントロールから逃れる」ための脱中央集権化だったからだ。 しかし ICO や hard fork は守るべき一線を超えてしまった。
  • 鬼ごっこと責任転嫁と人身御供

    (この記事は Facebook の TL に書き殴った内容の再掲載です) 「回答」をページネーションされた最後のページに持って来る文章構成上のえげつなさも併せて,なかなかに面白い。 「日のどこがダメなのか?」に対する中国ネット民の驚きの回答(安田 峰俊) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) 随分昔の若い頃に読んだ内容で,うろ覚えで申し訳ないが,「日人」のこの気質のようなものを「鬼ごっこ」に喩えた人がいた。 「鬼ごっこ」というのは要するに「誰かを鬼に仕立て上げる」遊びである。 仕立て上げる鬼は誰でもいいし他者に簡単に転嫁することもできる。 転嫁する相手として遊びに加わっていない人を巻き込むこともあるし,もっと言えば人間である必要すらない。 ありもしない「責任」をでっち上げて誰かに(または何かに)押し付ける行為というのは正に「鬼ごっこ」そのものである。 「鬼ごっこ」をやっている間は現実

    鬼ごっこと責任転嫁と人身御供
    isrc
    isrc 2018/01/28
    ありもしない「責任」をでっち上げて誰かに押し付ける行為は「鬼ごっこ」そのもの。 やっている間は現実を見ないで済むが,本当の問題はいつまでも先送りされる。「日本人」にとって「責任」とは「穢れ」と同義
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