コーンウォール一派、というのをご存知だろうか。イギリスの片田舎で、ひっそりと実験的で攻撃的なテクノを追及している連中だ。その代表格が、あのエイフェックス・ツインである。 エイフェックス・ツインは、本人も大天才であるが、実に「他の天才」を発掘するのも得意である。今回紹介するSquarepusher(スクエアプッシャー)……トム・ジェンキンソンも、そのひとりである。ていうか単にエイフェックス・ツインの友達だっつう話なんだけど。 このスクエアプッシャー、非常に特異なスタイルでデビューした。テクノ・ハウス系ミュージシャンのくせして、最初は電子音楽をバカにしていた人間なのである。日がな、ベースの練習をしていた。 ところめが、ある時急にテクノ・ハウスに目覚め、以後、ドラムンベース/ドリルンベース/エレクトロニカの分野の大家になってしまった。 音楽スタイル 彼のスタイルは、緻密に編みこまれたビート……こ