前首相の鳩山由紀夫(63)夫妻を模したイラストに「LOOPY(ルーピー)」の文字をあしらったTシャツがインターネット上で販売されたのは4月中旬のことだった。 国政では普天間移設問題が迷走。米紙ワシントン・ポストのコラムニストが4月14日付で、鳩山を「現実から変に遊離した人」という意味を込め、「ルーピー(愚か)」と呼んだことでネットに火がついた。 「ルーピーってクルクルパーって意味だぜ?」「ルーピーがしっくりきすぎだよね。意味もだけど間抜けなひびき的にも」「ポッポ鳩山は今後『ルーピー』と呼んでやればいいのか?」 巨大掲示板群「2ちゃんねる」には揶揄(やゆ)するコメントが相次ぎ、数時間後には一国の首相が「ルーピー鳩山」と呼ばれるようになった。 ネットユーザーの依頼でTシャツが販売されたのは米紙報道からわずか6日後。販売したIT企業「ClubT」社長の三宅朝広(40)は「購入者は20代から30代