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2008年10月8日のブックマーク (10件)

  • 意外と素粒子に関係あるメモ 【素粒子入門】

    ゲージ場:gauge fields 粒子の働く力を運ぶ場。 力の到達距離が長く、原則として力の大きさは距離の二乗に反比例する。 クーロン力や重力は、この逆二乗の法則に従っている。 力の大きさは、その源のもつ量子数に比例し、その量子数につき 保存則が成立する。例えば電磁場における電荷など。 また、ゲージ場には2つの種類がある。 アーベル場 (アーベル的ゲージ場) 電磁場のゲージボソンは光子で、電荷は0であり、 光子自身は力の源とはなれない。このため、運動方程式は簡単に線形で表せる。 (マックスウェルの方程式は線形である。) このような場はU(1)対称性を持つ。 U(1)(ユニタリ変換)では変換順序は結果に影響しない。つまり可換性がある。 U(1)(ユニタリ群)はアーベル群とも呼ばれる。 アーベル的なゲージ場は「アーベル場」と呼ばれ、電磁場はこれに属する。 非アーベル場 (非アーベル的ゲージ場

  • 世界を変えた一つの論文 ~ 小林・益川理論 ~

    KEKで進められているBelleグループの「CP対称性の破れ」を探る実験についてはこれまでにも何度かご紹介しました。この実験のよりどころとなっている「小林・益川理論」は、現在では素粒子物理学の基礎となる「標準理論」として世界中の素粒子物理学者に認められていますが、この理論は、小林誠氏(KEK素粒子原子核研究所長)と、益川敏英氏(京都産業大理学部教授、前京都大学基礎物理学研究所長)が30年前に書いた一の論文が元になっています。当時、小林氏は28歳、益川氏は33歳でした。 標準理論は3世代 これまでに発見された素粒子には、強い相互作用に関わるクォークと、関わらないレプトンとがあります。不思議なことにこれらの素粒子は、質量だけが異なり他の性質がまったく同じ3つの組に分類することができ、これらの組のことを、「世代」と呼んでいます。(図1) 第1世代のクォークはアップ(u)とダウン(d)で、

  • 第1回 序論:宇宙から素粒子への階層構造

    拡大図や補足的な説明はリンクにしてあるものがあります。クリックしてリンク先も読んでください。 文書のなかでリンクのある場所は、マウスを重ねると文字が赤色にかわります。 リンク先は別のウインドウで開かれるものがあります。ブラウザがjavascriptに対応していれば、より閲覧しやすいウインドウで開きます。(講義の内容はまったく同じです。) 数式のうち、WWWの標準的な規格で表現できないので、画像イメージを用いているものがあります。 全体をダウンロードしてゆっくり読みたい人は、ここに用意しています。 講座の題に入る前に、今回の講座の理解のポイントを触れておきます。 いちばん最初に、大きさや重さといったものを 表すための単位と、おおよそのスケールを説明します。 これから宇宙や物質、素粒子の議論をするにあたって、 大きさや重さについての具体的な数字をあげてイメージをつかまなければ、かなり曖昧模糊

  • 素粒子の標準理論 - 奈良女子大学 素粒子論研究室

    全ての物質は水素や酸素などの原子で構成されていますが、 原子は正の電荷を持つ原子核と、その周りを回るいくつかの電子から出来ています。  電子は負の電荷を持っているために、 電磁気力による引力で原子核の周りを回っており、 原子の大きさ(≒10-8cm)はこの電磁気力の強さによって決まっています。 さらに、原子核はいくつかの核子(正の電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子の総称)から成っており、核子は非常に強く結びついています。さらに、これらの核子はさらにクォーク(アップクォークまたはダウンクォーク)と呼ばれる粒子3個から構成されており、クォークが最も基的な粒子“素粒子”と考えられています。核子の大きさ(≒10-13cm)の中にクォークを結びつけている引力は、電磁気力とは別種であり大きさがはるかに強いものであり、“強い力”と呼ばれています。 基的な相互作用には、さらに“弱い力”があります。

  • CERNのLHC稼動 -新たな扉を開く- - スピリチュアルと物理学:楽天ブログ

    2008年09月11日 CERNのLHC稼動 -新たな扉を開く- カテゴリ:量子論と精神世界 【CERNのLHC稼動 -新たな扉を開く-】 遂にヨーロッパCERNでLHC(大型ハドロン衝突型加速器;Large Hadron Collider) が9月10日に稼動を開始した。 高エネルギー物理実験を目的として建設された全長27kmに渡る世界最大の衝突型円型加速器だ。 スイス・ジュネーブ郊外にフランスとの国境をまたいで設置されている。 陽子ビームを7TeVまで加速し、正面衝突させることによって、これまでにない高エネルギーでの素粒子反応を起こすことが出来る。 高エネルギーの陽子・陽子衝突実験によって、素粒子物理学の標準理論を検証し、またそれを超える新しい物理の発見が期待されている。 6階建てのビルの大きさに相当する検出器ATRASでは、KEK(高エネルギー研究所)等日の研究者も多数参加している

    CERNのLHC稼動 -新たな扉を開く- - スピリチュアルと物理学:楽天ブログ
  • 最極微の世界に迫るLHC(1)

    CERNはWebの誕生地 一般には余り知られていないようですが、いまあなたが使っているWeb(World Wide Web)が生まれたのは、これからお話しする巨大プロジェクトが進められている研究所CERN(一般にセルンと呼ばれます)です。CERNのコンピューター技術者の一人であったTim Berners-Lee氏は、世界中に散らばっている高エネルギー物理学実験のチームメンバーの研究者の間で、瞬時に同じ情報を共有するにはどうしたらよいか悩んだ末、1990年も年の暮れ近くにWebの発明に至ったのです。最初のWebに使われたNeXTというワークステーションは現在ロンドン科学博物館に貸し出されていますが、まもなくCERNに戻り、CERNの展示館に陳列されるということです。いわばWebの親は高エネルギー物理学、ゆりかごはCERNであったとも言えます。 いま、このCERNが次の巨大プロジェクトで世

  • キッズサイエンティスト【ヒッグス粒子と質量】

    物質はクォークとレプトンからできています。クォークもレプトンも6種類みつかっており、それ以上はなさそうです(図1参照)。 それらの物質粒子の間に働く力(相互作用)には強い力、電磁力、弱い力および重力の4種類があります。これらの力を伝える媒介粒子として、8種のグルーオン(強い力)、光子(電磁力)、3種のウィークボゾンW+,W-,Z(弱い力)があります。粒子間に力が働くためには粒子がそれに対応したカラー(強い力)、電気(電磁力)、ウィーク電荷(弱い力)とよばれる「電荷」を持っているからです。クォークは強・電・弱の3つの力を感じるのはそれらの3つの「電荷」をみな持っているからで、レプトンはカラーを持たず強い相互作用をしません。 相互作用のかたちは、場の量子論(ゲージ場理論)にもとづいています。強い力は量子色力学(QCD)、電磁力と弱い力はワインバーグ・サラム理論で記述され、この2つの理論を合

  • リーマンに限らず、米国の証券会社は、そうしたインチキ商品を山のように作った - 株式日記と経済展望

    リーマンに限らず、米国の証券会社は、そうしたインチキ商品を山の ように作りあげて、右から左に金を稼ぐというやり方をしていたのである。 2008年10月7日 火曜日 ◆「なぜリーマンだけ…」リーマンCEO議会で恨み節 10月7日 産経新聞 【ワシントン=渡辺浩生】経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズのファルド最高経営責任者(CEO)は6日、米下院公聴会で証言し、破綻に至った経営判断について「全責任が私にある」と述べた。ただ、その一方で、リーマン破綻翌日に当局の線引きで米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が救済されたことについ「なぜリーマンだけ救済されなかったのか」と恨み節も漏らした。 先月15日の連邦破産法11条適用申請から3週間。ファルドCEOは、やつれた表情で「当時の情報に基づきとった判断と行動の全責任は私にある」と強調した。金融危機の引き金となり「会社に起

    it1127
    it1127 2008/10/08
    なぜアメリカに還流するのかというと1985年のプラザ合意で3%以上の金利差を密約したからだ。だからアメリカが経常赤字である限り日本は超低金利を強いられる結果になる。
  • まるでバベルの塔、高さ1000メートルを超える世界で最も高いビルが建造へ

    まもなく世界で最も高いとされる、高さ819メートルのビル「ブルジュ・ドバイ」が完成するドバイで、今度は1000メートルを超えるビルが建造されることが決定しました。 まるで旧約聖書の「創世記」に登場する、天に届くことを目的として建造された巨大な塔で、「ふしぎの海のナディア」や「バビル2世」などのアニメ作品にも登場した「バベルの塔」を思い起こさせるような話ですが、いったいどのようなビルとなるのでしょうか。 詳細は以下の通り。 Article - 1794 - Dubai Plans 1140 Metre Tall Tower この記事によると、ドバイで新たに1000メートルを超える世界一高いビル「Nakheel Habour」が建造されることが決定したそうです。 「Nakheel Habour」は現状で最も高速となる、毎秒16.85メートルで昇降できるエレベーターを用いても最上階まで上がるのに

    まるでバベルの塔、高さ1000メートルを超える世界で最も高いビルが建造へ
  • KEK | 高エネルギー加速器研究機構

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    it1127
    it1127 2008/10/08
    おお、