兵庫県宝塚市で2016年12月、市立中学2年の女子生徒(当時14歳)が自殺した問題で、遺族の要請で再調査していた市の第三者委員会は22日、部活動や学級でのいじめ25件を認定し、「いじめによって自死したのは明らか」とする報告書を発表した。当初の調査ではいじめの認定は4件で、自殺との因果関係は「強く推認される」との表現にとどまっていた。 報告書によると、女子生徒へのいじめは16年秋から部活やクラスで始まった。所属する運動部の部員や同級生約10人から亡くなる直前まで無視や陰口、悪口、仲間はずれ、ストーカー呼ばわりなどのいじめが繰り返され、女子生徒は孤立を深めた。自殺前日には、女子生徒が部員に宛てた謝罪の手紙を目の前でその部員が読み上げ、くしゃくしゃに丸め、他の部員から笑いものにされた。女子生徒は帰宅後、ノートに「もう死ぬ。生きる意…