熊本県大津町の7小学校と2中学校は4月から、児童・生徒が着用する標準服・制服について性別に関係なくズボンかスカートかを選べるよう「選択式」を導入する。性的少数者(LGBT)への配慮などが理由。すべての小、中学校で服装の男女区別を廃止するのは、県内自治体で初めてとみられる。 町内の小学校はいずれも標準服の着用を規定。これまでは1校を除き、男子はズボン、女子はスカートの着用を定めていた。女子児童のズボンでの通学など、個別の要望があれば状況に応じて許可していたという。 選択式の導入は、町議会一般質問での町議の提案をきっかけに町教育委員会が昨年、各小学校の校長と検討を始めた。LGBTへの配慮のほか、学習に集中できる環境づくりや学校への所属意識といった標準服着用の目的を踏まえ、「男女で服装を区別する合理的な理由はない」と判断。各校の服装規定を「ズボンまたはスカート」と改めることにした。 小学校の規定
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