死体遺棄容疑で逮捕された女性とのやり取りを説明する慈恵病院の蓮田健院長=熊本市西区で2020年12月10日午後2時27分、清水晃平撮影 親が育てられない乳幼児を匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する熊本市の慈恵病院は10日、記者会見し、死産したとみられる赤ちゃんを東京都品川区のマンションに遺棄したとして7日に警視庁大井署に死体遺棄容疑で逮捕された20代女性から6、7日に相談を受けていたと明らかにした。蓮田健院長は「女性は保護されるべきで、逮捕は非常に遺憾だ」と指摘。妊娠で不安がある場合は同病院の無料電話(0120・783・449)に相談するよう呼び掛けた。 【写真】慈恵病院の「赤ちゃんポスト」 蓮田院長によると、6日午後11時27分、女性から「朝7時ごろに自宅で死産をしてしまった。生活が苦しく、体調が悪くなり、先月ごろ仕事を辞めた。両親とも死別しており、頼れる