新型コロナウイルスの感染拡大で、夜間の外出を自粛する動きが広がるなか、風俗業界で働く女性たちの支援団体には、生活の困窮を訴える相談が急増しています。支援団体は「風俗業界で働く人たちの深刻な窮状について、社会が理解を深め、適切な支援が届くようになってほしい」と話しています。 寄せられた相談は「給料が2週間ほぼない状態で、家賃や生活費、医療費が払えない」などと生活の困窮を訴えるものが最も多く、中にはシングルマザーの女性から「臨時休校で子どもを預けるのも難しく、ほとんど働けなくなった。ほかに収入を得るすべもなく追い詰められている」などという深刻な相談も寄せられているということです。 支援団体によりますと、全国の性風俗店で働く女性は推計で30万人以上に上るということですが、こうした女性たちは、臨時休校に伴って仕事を休まざるを得なくなった保護者の休業補償など、雇用関係の助成金が支給される対象になって