大分県内の県立高校に勤務していた元男性教諭(33)=2019年7月に懲戒免職処分=が教え子の女子生徒(18)にみだらな行為をし、関係に悩んでいた女子生徒が自殺を図り重度の意識障害を負っていることが判明した。保護者は県を相手取り、今年1月14日付で総額約1億3000万円の損害賠償を求める訴えを大分地裁に起こした。 担任だった元教諭の行為は女子生徒の自殺未遂で発覚したが、県教委は19年7月の処分発表時に自殺未遂については伏せていた。県教委は「因果関係が分からず、生徒の個人情報に関わるので公表しなかった」と説明している。