2024-07-13「大吉祥寺.pm」の発表資料です。 参考となる情報にはPDF中からリンクをしていますが、資料中のリンクは Speaker Deck 上ではクリックできないので PDF をダウンロードしてご覧ください。

FreeBSD では 2024-05-31 に 200112 から 200809 への変更がようやく行われました(一度間違えて 200808 と書いてしまっていますが)。 https://cgit.freebsd.org/src/commit/?id=2e30926a68 https://cgit.freebsd.org/src/commit/?id=6e0278408e macOS は FreeBSD のユーザーランドのコマンドを使用しているため、そのせいで 200112 のままだった可能性も考えられますが、シェルやカーネルは FreeBSD のものではないため、FreeBSD が変更になったからと言って macOS が更新されるとは限らないでしょう。Solaris 10 と 11 ではディレクトリごとに準拠バージョンが異なるバイナリが配置されており以下のようになります。Solaris
作りました。 Go製です。 何で作ったのか、どういう機能があるのか簡単に紹介します。 これまでの課題 sedやgrepには以下の問題があります。 正規表現の記法がPerl互換ではなく、使いにくい sedはmacとLinuxで互換性がなく(BSDとGNUで互換性がない)、OS依存のコードになりやすい これまでその問題を避けるために私はPerlのワンライナーを利用してきました。Perlは正規表現が使いやすく、柔軟な指定もできます。OS依存にもなりにくいです。しかしPerlには以下の問題がありました。 最近のmacやLinuxにはデフォルトでinstallされていないので使いにくい 特にDockerのようなコンテナ環境は顕著 最近は利用例が減っているので敬遠されがち ワンライナー専用ツールではないのでオプション名がわかりにくい そこで以下のツールを求められていると思います。 Perl互換の使いや
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに シェルスクリプトの世界は今後 10 年で大きく変化します。10 年という数字は切りが良い数字を持ってきただけで根拠はありません。これより長い時間がかかるかもしれませんし、もしかしたら短くなるかもしれません。しかし確実によりよい方向に変わっていくでしょう。Unix/Linux の標準コマンドはさまざまな問題を抱えています。Unix/Linux の標準コマンドに依存している限りシェルスクリプトに大きな改善はありません。これからのシェルスクリプトの世界は Unix/Linux の標準コマンドに依存しない世界です。それがどういうものに
By Edward Screven, Chief Corporate Architect and Wim Coekaerts, Head of Oracle Linux Development—Jul 10, 2023 Oracle has been part of the Linux community for 25 years. Our goal has remained the same over all those years: help make Linux the best server operating system for everyone, freely available to all, with high-quality, low-cost support provided to those who need it. Our Linux engineering te
Bash Features This text is a brief description of the features that are present in the Bash shell (version 5.2, 19 September 2022). The Bash home page is http://www.gnu.org/software/bash/. This is Edition 5.2, last updated 19 September 2022, of The GNU Bash Reference Manual, for Bash, Version 5.2. Bash contains features that appear in other popular shells, and some features that only appear in Bas
序 2023-01-12にLinux界隈に激震が走ったらしい。 Linux環境(Unix環境を含む)の日本語入力を支えていた、Mozcdic-UTプロジェクトが終了したからだ。 まず、前提として私の立場を明確にしよう。 私は2017年から、従来のMozc-UTに代わる新しい(ライセンス上の懸念のない)Mozc辞書として誕生したMozc-NEologd-UTのFcitxバインディング、fcitx-mozc-neologd-utのAURパッケージをメンテナンスしてきた。 その後新生Mozc-UTが誕生してからはfcitx-mozc-ut-unifiedとfcitx-mozc-ut-unified-fullというふたつのパッケージを加え、計3つパッケージをメンテナンスしてきた。 その後、mozcdic-ut自体がfcitx4をサポートしなくなったこと、fcitx5は既にメンテナーがいたことから私
これは天久保 Advent Calendar 2022 二日目の記事です。明日は休日なのでやすみです。 本記事は全部 GNU/Linux においての話で、ELF 実行可能形式のファイルのことを指してバイナリと呼びます。 Rust で書いたプログラムをビルドして配布したいことがあるでしょう。サーバーアプリケーションなどとなればコンテナイメージを配布するのがまっとうに思えますが、コマンドラインアプリケーションとなると実行の手軽さや起動オーバーヘッドへの配慮からやはりバイナリを配布する必要が出てくると思います。一方で Rust でビルドしたバイナリは[1]システムの glibc に動的リンクされており、可搬性が低い可能性があります。つまり、ビルドした環境より glibc のバージョンが低い環境でそのバイナリは動かない可能性があるということです。実例を見てみましょう。下のプログラム[2]は Deb
Inspired by the success of my Awk One-Liners Explained article (30,000 views in first three days), I decided to explain sed one-liners as well. These one-liners, just like the Awk one-liners, were compiled by Eric Pement. You can download them here – sed one-liners (link to .txt file). Most people are only familiar with one sed command, namely the s (substitute) command. It's usually written like
GNU sed This file documents version 4.8 of GNU sed, a stream editor. Copyright © 1998–2020 Free Software Foundation, Inc. Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.3 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts. A
# 入力 command < file # ファイルの内容をコマンドの標準入力に渡す # ----------------------------------------------------------- # 出力 command >&2 # 標準出力を標準エラー出力にリダイレクト command > file # ファイル作成 or 上書き command >> file # 追加出力。ファイルがなければ作成 command 2> file # 標準エラー出力をファイルにリダイレクト(作成 or 上書き) command &> file # 標準出力/エラー出力を同一ファイルにリダイレクト command > file 2>&1 # 同上 command &>> file # 標準出力/エラー出力を同一ファイルに追加書き込み command >> file 2>&1 # 同上 com
はじめに 去年のアドベントカレンダーでeBPFについていろいろ調べた. その時に,ネコの人に「SystemTapで昔ゲームを作ったことがあるから,BPFでも作れるはずだから作ってみたら」と. ちょうどLT会のネタに困っていたこともあり,作るかとなったので,bpftraceで動作する2048を作りました.(SystenTapで動作する2048もあります) 動作環境 bpftraceの環境構築は公式に書いてあるinstallの手順に従って導入してください. Linux5.3以上である事が必須となっています. Linux5.2以前では,命令数制限でverifierでカーネルにロードされずエラーとなってしまいます. また,プログラム内でwhileを使用しており,whileもLinux5.3以上でないとサポートされてないため(確かこのバージョンで入ったはず...)動作しません. このあたりの環境構築
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く