サイバー犯罪を担当する警察関係者とサイバーセキュリティに従事する産官学関係者が一同に介し議論する「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」が和歌山県立情報交流センターBig・Uで5月19日から3日間にわたり開催された。 20回目を迎えた今回は、「サイバー犯罪 温故知新」をテーマに、過去20年間のサイバー犯罪の歴史について、セキュリティ研究の専門家や法律家、企業会計監査らがそれぞれの視点から解説した。最終日には高市早苗総務大臣も出席し、祝辞の中で増加するサイバー犯罪に対する政府の具体策などについて発表している。 最初に、日本で起こるさまざまなサイバー犯罪に法的立場から取り組み、20年間連続でシンポジウムに参加している岡村久道弁護士が「ネットの法律紛争と法整備-20年の歴史を駆け足で振り返る」と題して話した。日本で最初にサイバー犯罪と認識されたのは1981年の「三和銀行オンライン詐欺事件」だ。シ
人間にまつわるセキュリティを考える本連載。今回のテーマは「ヒューマンエラー」です。個人の意識だけに原因を求めてもうまくいかないヒューマンエラー対策について考えます。 連載目次 ヒューマンエラーを考える 心理学などの知見を借りながら、「人間のセキュリティ」を考える本連載。第5回では、組織の「ヒューマンエラー対策」を扱います。情報セキュリティに限らず、多くの事件・事故は、ヒューマンエラーが主要な原因となって起きています。 図表1はNRIセキュアテクノロジーズが2015年に行った調査の結果です。これを見ると、企業におけるセキュリティ事故の大部分は、「ヒューマンエラー」と「サイバー攻撃」によるものだと分かります。また、この調査の中でサイバー攻撃として分類されている幾つかの項目も、考え方によってはヒューマンエラーに起因するものと捉えることができます(標的型メール攻撃など)。 図表1 過去1年間に発生
5月26日付当サイト記事『新ツタヤ図書館でまた重大問題発覚!中古本を大量一括購入、本をただのインテリア扱い』において、レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する宮城県多賀城市立図書館、通称「ツタヤ図書館」が、通常ではあり得ないような蔵書の大量購入をしていた事実をお伝えした。 今回は、実際にどのような本を蔵書として仕入れていたのかをみてみたい。 下のリストは、多賀城市の選書リスト中に「中古」と明記された合計約1万3000冊の本を出版年度別に分類したものである。 2015年 191冊(1.5%) 14年 1874冊(14.4%) 13年 2013冊(15.5%) 10~12年 4501冊(34.6%) 05~09年 3200冊(24.6%) 00~04年 1008冊(7.7%) 1990~99年 203冊(1.6%) 89年以前 14冊(0.1%
住民の安否確認や健康増進に役立てるため、スマートフォン(スマホ)の全戸配布を検討する群馬県下仁田町が3月末から行っている実証実験が思うように進んでいない。当初の参加者は想定の4割弱にとどまり、日常生活でスマホを携帯していない事例もあるなど住民の関心は低いようだ。町は実験への参加とスマホ携帯を呼び掛けるなど、対応に苦慮している。 実証実験では同町青倉地区の高齢者の独り暮らし世帯と高齢者同士の2人暮らし世帯を対象に195台を配布する予定だった。本体料金はもちろん、通信料なども無料だが、実験開始時の受け取りは72台(37%)と低調だった。一度は受け取ったが、なじめずに返却に来た人もいた。 実験に参加していない独り暮らしの女性(86)は長野県内で暮らす娘と頻繁に連絡を取り合っているとし、「生活に必要なことは足りている。独居も不安に思っていない」と不参加の理由を話した。 スマホは約180グラム
従業員に資格があるのに事業所が厚生年金に入れていない「加入逃れ」が政府の想定以上に広がっている。厚生労働省は未加入者を約200万人と推計して事業所の調査に乗り出したが、対象に含まれない建設作業員やごみ収集員の一部も未加入なことが朝日新聞の調べでわかった。 従業員5人以上の個人事業所は厚生年金に加入する義務がある。だが、建設業者の中には雇っている作業員を「一人親方」として仕事を外注している実態が判明。厚生年金の保険料負担を避ける狙いで、こうした作業員は保険料が全額自己負担の国民年金に入る。一人親方は2015年度で全国に約60万人おり、加入逃れのため装われたケースも少なくないとみられる。 東京23区の日雇いのごみ収集員(2千~3千人)のほとんども厚生年金に未加入だ。同じ業者に1カ月以上続けて雇われれば厚生年金の加入条件を満たすが、委託業者の一部は違法に加入を避けている。 厚労省年金局事業管理課
魂の深淵と不思議を見つめる視点に魅せられる飯田耕一郎先生の伝奇ロマン傑作が登場☆人の心の闇の存在に挑戦する邪学者・姫野命の呪的闘いの読み応え溢れるオススメ作です!(^^)ノ(マンガ図書館Z編集部)
スマートフォンが常時発している電波を捉(とら)え、不審者の侵入防止などに威力を発揮するセキュリティーシステムを、東京のITベンチャー「Coorde7(コーデセブン)」が開発した。肌身離さず持ち歩くスマホの利便性を逆手にとり、電波の存在を可視化するセキュリティー対策として注目される。 同社CEOの河合成樹さんによると、「BE BARRIER」と名付けられたシステムで、8・5センチ×5・6センチの小型端末を部屋などに設置。端末の半径約30メートルの範囲に、スマホなど電子機器が発するWi-Fi(ワイファイ)やBluetooth(ブルートゥース)などの電波を検知する。 専用パソコン側で、普段から飛び交っている電波の種類をあらかじめ把握。スマホを所持した、まったく無関係の何者かが侵入してくると、普段と異なる「例外の電波」として検知する。こうして不審者の存在を知ることができるわけだ。 把握済みの「内部
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