株式会社メディアドゥが、2014年5月13日付でOverDrive社と戦略的業務提携について合意したことを発表しています。同社の発表によると、「日本国内における電子図書館サービス事業の推進」、「OverDriveの英語・多国語言語コンテンツの国内配信」、「国内コンテンツのOverDriveを通じた海外配信」の3つの領域における事業連携を想定しているとのことです。 メディアドゥ、電子図書館プラットフォーム世界最大手 米国OverDrive, Inc.との戦略的業務提携に関するお知らせ(株式会社メディアドゥ、2014/5/13付け) http://www.mediado.jp/corporate/1040/ OverDrive Adds Bestselling Japanese eBooks for Libraries and Schools Worldwide(Market Wired, 2
産経新聞による不当介入事件について、広島大学当局が見解を表明しましたので紹介します。 本学教養教育「演劇と映画」の 4 月 28 日の授業について,一部報道等でドキュメンタリー映画を一方的に見せたことは問題であるとの指摘がありました。 同科目は,「現代的・学際的なトピックスをテーマに,広い視野から全体像を把握するための総合的な知見を獲得すること」を目標とする「総合科目」の授業(担当教員 12 人が 1 人平均 1 回(総計 15 回)の授業を行うオムニバス形式)であり,公開シラバスでは,「それぞれの専門家が,日本・アジア・欧米の演劇と映画について授業を行い,多様な文化を多角的な視点から学ぶ」と位置づけ,「演劇と映画に関する教養と問題意識を学び,解釈の手法を身につけること」をねらいとしています。 大学において確認したところ,4 月 28 日の授業担当教員は,ドキュメンタリー映画に関する資料を
学問の自由が危ない――広島大学で起きたことへの憲法的視点 2014年6月2日 来年は「天皇機関説事件」80周年である。この事件はあまりにも有名だが、実は、文部省思想局が全国の憲法学者に圧力をかけて、天皇機関説という特定の学説を一掃するため動いたのである(直言「憲法研究者の『一分』とは」)。教科書の改訂・絶版を行わせ、また憲法講義の担当から解任するなどの陰湿な方法を使って、大学から一つの学説を抹殺したのである。 中身が「空」(カラ)であるがゆえに「色」(カラー)を過度に強調する指導者が権力を握ったことでもたらされる不幸は、どこの国、どの時代でも共通である。焚書、研究者の戦争動員、特定の教授や学問内容への攻撃等々…。 社会の格差や矛盾が深刻な状況となり、国民の不満が政権に向かうことを避けるには、外に「敵」をつくり、緊張感を演出することが効果的である。国民にそれを攻撃させる
広島大学の教養教育におけるオムニバス形式の総合科目「演劇と映画」で提供されたある講義に対し、産経新聞が執拗な批判を繰り返しています。授業で取りあげたドキュメンタリー映画が従軍慰安婦問題について偏った内容であると決めつけ、この授業の担当教員が外国籍であることを報じたため、ネット上では担当教員に対する不当な非難と中傷がエスカレートし、他方では、衆議院内閣委員会において某国会議員から当該講義を批判するような発言が行われたことで、広島大学にも多数の抗議が寄せられました。このような誹謗中傷は、担当教員の人権を著しく傷つけるものであり、決して許されるものではありません。法的手段にも訴える必要のある深刻な事態であると考えます。 同時に、これは大学における学問の自由への重大な侵害です。学生と教職員の信頼関係の中で、多様な意見や考えを自由に出し合うことができる場を奪おうとする極めて憂慮すべき事態です。加えて
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