Interview 次世代研究データ基盤「NII RDC」への期待 オープンサイエンスを推進し、イノベーションを促すために 政府の「統合イノベーション戦略」や「科学技術基本計画」はオープンサイエンスの推進を強調する。研究成果を社会や科学界に還元するなかで、研究データを積極的に公開して分野横断的な研究を育みイノベーションを促す。研究の透明性を確保する狙いもある。国立情報学研究所は、大学などがもっている研究データを適切に蓄積・管理・利用する研究データ基盤の提供を始める。文部科学省研究振興局で情報分野を担当する橋爪淳参事官に、データ基盤整備の意義を聞いた。 橋爪淳Hashizume Atsushi 文部科学省研究振興局 参事官(情報担当) 1994年早稲田大学卒業、旧科学技術庁入庁。 文部科学省において産学連携、原子力損害賠償、科学技術・学術に係る制度改革などを担当し、在カナダ日本大使館一等書記