前回ご紹介させていただきましたとおり、ビジネス・起業創業相談会とは、起業・経営相談等、中小企業のビジネスパーソンや経営者の課題解決を支援するとともに、同図書館におけるビジネス情報資料のいっそうの活用を図ることを目的として、都立中央図書館が提供しているサービスです。 ビジネス上の課題を抱えている都内在住・在勤者の方々を対象に、都立中央図書館の5階セミナールームにて、毎月2回開催しています(第2木曜日の16:00~20:00と、第4土曜日の13:30~17:30)。 身近な図書館で、平日夜間と週末に開催していることもあり、サラリーマンや主婦の方など、老若男女、多数の皆様にご愛用いただいています。また、「商工や中小企業振興という名称がついた機関は、敷居が高い気がして飛び込む勇気がない」といった方々も、図書館ということで、気軽に相談しやすい側面があるようです。 筆者は、土曜日の午後を担当させていた
前回は、わが国におけるビジネス支援図書館の発展経緯をご紹介しました。今回は、全国の数あるビジネス支援図書館の中で、筆者が相談員として担当させていただいている東京都立中央図書館での試みをご紹介したいと思います。 東京都の都立図書館改革構想 東京都では、これからの都立図書館の役割および新しいサービスのあり方を検討するため、東京都教育委員会による「第一次都立図書館あり方検討委員会」を設置し、2002(平成14)年1月に「今後の都立図書館のあり方~社会経済の変化に対応した新たな都民サービスの向上を目指して」を公表、2004(平成16)年10月には「第二次都立図書館あり方検討委員会」を設置し、2005(平成17)年8月に「都立図書館改革の基本的方向」を、2006(平成18)年8月には「都立図書館改革の具体的方策」を公表しました。 「都立図書館改革の具体的方策」では、都立図書館改革の具体的な取組みとし
中小企業診断士の活躍の舞台はさまざまですが、今回は、ビジネス支援図書館における仕事をご紹介したいと思います。 「図書館でビジネス支援?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今や全国各地の図書館がビジネス支援に取り組んでおり、特に「創業」を活性化させるための地域密着活動として根づきつつあります。今回のレポートを通じて、皆様のビジネス支援図書館ご活用の契機となりましたら幸いです。 公共図書館とビジネス支援の関係 どうして、図書館でビジネス支援なのか―。知人に、私が担当させていただいている東京都立中央図書館でのビジネス支援業務についてお話しすると、決まってこの質問をいただきます。 ご承知のとおり、図書館は、世の中のさまざまな図書を蓄積し、無料で利用者に提供する公共サービス機関であり、幼児向けの絵本や児童向けの伝記集などを借りにきたり、学生が自習しにきたり、大人が趣味や仕事上の専門書を
石田秀輝氏(東北大学大学院環境科学研究科教授) 自然は完璧な循環を最小のエネルギーで駆動する 動植物などの自然界が持つ機能や素材を模倣することで、環境配慮と経済性が両立したモノづくりを目指すネイチャーテクノロジー。同分野の第一人者である東北大学の石田秀輝教授は、自然が持つ循環のメカニズムを生かすとともに、テクノロジーの中に「粋」の概念を入れることにより、新しいテクノロジーの形態ができると語った。 続きを読む 人の肺の二酸化炭素除去能力 私達は生きていくために、呼吸を行って酸素を取り入れ、体内の二酸化炭素を除去しています。このガス交換を担う器官が肺です。普段の生活の中で肺の働きを意識する機会は少ないですが、人を含むほ乳類の肺には、陸上で効率的にガス交換を行って、二酸化炭素を排出するための素晴らしい機能が備わっています。 続きを読む
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