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ブックマーク / jyunku.hatenablog.com (2)

  • 帝国図書館の生き字引鹿島則泰 - 神保町系オタオタ日記

    篠田鑛造『明治開花綺談』の「牢内の阿辰弥太郎」に、帝国図書館の鹿島則泰が出てくる。 上野図書館の生字引といわれた鹿島則泰翁は、昭和十五年の春同館を勇退されたが、館内のあらゆる書籍に翁の呼吸のかからぬものはない。筆者はなにかにつけて翁をわずらわし、秘書の披閲に便利を獲ていた。今や翁同館を去られるについて、胸中一片の淋しみは、落花の夕にたたずむ心地である。 翁の先代は則文氏、号を桜宇、国学の大宗で安井息軒の門にも遊び、和漢の全籍に通暁し、朝典故に精しく、夙に勤王の士と交わり、皇室の式微を慨嘆する等、ついに幕府の嫌忌に触れて八丈島の流刑に処せられる。その裁断中、伝馬町の牢内に在り、青木弥太郎に推されて一番名主の畳の上に、読書吟咏の暗き日を送られたものと思う。 鹿島が昭和9年7月に開催された偽書偽作座談会の出席者であることについては、「書盗学者にして偽書作成者島田翰」参照。なお、同年10月1日現

    帝国図書館の生き字引鹿島則泰 - 神保町系オタオタ日記
    ivory_rene
    ivory_rene 2012/04/28
    鹿島則泰
  • 黒岩比佐子蔵書が神奈川近代文学館へ - 神保町系オタオタ日記

    「古書の森日記」によると、黒岩比佐子さんの蔵書が神奈川近代文学館に寄贈されたとのこと。受け入れには、前館長の紀田順一郎氏の尽力もあったことだろう。蔵書が同館に納まればいいなとは、2011年2月7日にも書いたが、納まるべきところに納まってよかった。 『『道楽』の人 村井弦斎』の「あとがき」に、 平塚市博物館所蔵の資料は、四回通ってすべてを閲覧できたが、神奈川近代文学館所蔵の資料閲覧には、半年以上かけて計三十数回、二百数十時間を費やした。しかしながら、同文学館の特別閲覧室にこもって膨大な資料の山と向き合ったこの時間は、二度と体験できない貴重で贅沢なものだったという気がする。 何年か後、黒岩さんの遺志を継いだ研究者が、蔵書を活用して天国の黒岩さんを驚かせるような発見をする日が来るだろう。

    黒岩比佐子蔵書が神奈川近代文学館へ - 神保町系オタオタ日記
    ivory_rene
    ivory_rene 2012/04/10
    黒岩比佐子蔵書が神奈川近代文学館へ
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