記録的な円安が続き、小麦や大豆など食品から電気やガスのエネルギーまで。なにかと輸入に頼る日本では値上がりするものばかりです。 円安は、アカデミアの分野にも影を落としています。千葉大学では、電子版の学術雑誌の海外分の購読料が負担となり、来年度、600タイトル以上が購読中止などで読めなくなる状況に。研究活動への影響も懸念されています。 (千葉放送局記者 金子ひとみ) 電子ジャーナル「値上がり」続き… 千葉県内5か所のキャンパスに、およそ1万4000人の学生が在籍する国立の千葉大学。3つの図書館には、国内外の図書や雑誌、電子書籍に電子ジャーナル(電子版の学術雑誌)まで135万冊(種類)以上の蔵書があります。 千葉大学ウェブサイトより このうち、近年値上がりする一方なのが、1万9000タイトル以上ある海外の電子ジャーナルです。 千葉大学附属図書館 鈴木宏子 利用支援企画課長 「海外の電子ジャーナル