消費税増税後の2四半期連続でGNPがマイナス成長となり、アベノミクスの成果に黄色信号が灯ったとの声もあがっています。 株価が将来の経済状況を示すのと同じように、ビジネス書の傾向も社会の現状や見通しを示すと言われています。 今年刊行されたビジネス書のなかから、土井英司が「ビジネスブックマラソン」で紹介した5冊(+1冊)をえりすぐりました。 今年のベストマネー本、菅井敏之『お金が貯まるのは、どっち!?』 すでにアベノミクスの減速を予想していたのではと思わせるのが、今年のお金本で売れ行きNo1の菅井敏之『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム、1404円)です。、今年3月に刊行され現在23万部を記録しています。 「秒速で1億」稼ぐという一獲千金のものではなく、三井銀行(現・三井住友銀行)の金沢八景支店長、中野支店長を経て、アパート経営で起業した著者が、お金が貯まる考え方を示した一冊です。