2000年にジャニー喜多川氏の性加害問題を追及した自民党衆院議員(当時)の阪上善秀氏 この記事の写真をすべて見る 23年前、ジャニー喜多川氏の性加害問題が国会で取り上げられたことがある。自民党衆院議員(当時)の阪上善秀氏が、警察庁や厚労省(当時は厚生省)の官僚たちに対し、「ジャニー喜多川社長が若い男性タレントに性的虐待をしている」と追及していたのだ。BBCも興味を持っていたという阪上氏の質疑とはいかなるものだったのか。息子が語った「父の思い」とともに振り返る。 【写真】NGリストに載っていたとされる女性記者はこの人 * * * 2000年4月13日、衆議院の青少年問題に対する特別委員会。警察庁、法務省、文部省(現・文科省)、厚生省(現・厚労省)らの官僚たちを前に、阪上氏はこう切り出した。 「ジャニー喜多川社長は、少年たちを自宅やコンサート先のホテルに招いて、いかがわしい行為を繰り返して