作者の側からキャラクターに対して少しコメントを。どんなふうに思ったとか、勝手に動き出したとか、あるいは描ききれなかったことなどを。 クシャナが一番、男性にも女性にも人気がありますね。 宮崎監督「ナウシカもクシャナもすごく似ているんですよ。盾の両面です。ただクシャナというのは、やっぱり生い立ちをちょっと描きましたけれど、物理的にも深い傷を負っているのですね。 あの人は非常に公正な王になれる力量を持っていると思います。有能な前線指揮官って僕は、好きだから。 有能な前線指揮官が有能な王様かどうかはわからないけれど。だから王にはしない。代王で良い。代王って代わりの王様という意味ですよ。そういうことにとどまれる人だと思う。描いていて、何度もかわいそうだなと思いました。それが描いていて伝わらないんだよね。困ったですね。母親のことはなんとしても触れなければいけないと思ってたのだけれど、もっとしっ
上の図は、今年春(3月)の段階での女性ファッション誌のポジショニングマップです。 4年前にも、私は『日経エンタテインメント!』2004年9月号、三浦展著『かまやつ女の時代』、同『下流社会』のための調査で、女性ファッション誌のマップを創りました。それはここでも発表しましたが↓、その続編ということです。http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20041224/p2 今回の図は、先日発売された南田勝也・辻泉編『文化社会学の視座』(ミネルヴァ書房)に私が寄せた論文「差異化コミュニケーションはどこへ向かうのか」のために創ったものです。 4年前と違い、今回は網羅している世代の中心に雑誌のタイトル名を置きました。たとえば『CanCam』は「コンサバ→専業主婦」の23歳あたりに置かれていますが、実際の読者は10代後半から20代後半まで幅広いです。・追記:「『装苑』や『SPUR』や『
2005年4月9日のことだ。決して広いとはいえないザ・シンフォニーホールのステージ上に、溢れんばかりの楽団員が勢揃いした。彼らが奏でるのは、リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』。長大な演奏時間と、ひとつのオーケストラではまかないきれない大がかりな編成を必要とする作品である。めったに演奏されない曲とあって、ぼくは喜び勇んで聴きに出かけた。 オーケストラの名前は、大阪センチュリー交響楽団。その日がちょうど第100回目の定期公演だった。足りない奏者を補うべく、東京都交響楽団との合同演奏のかたちで実現したこのプログラムは、彼らがこれまで築き上げてきたものがいかに実を結びつつあるかをじゅうぶんに示してくれたし、これから将来に向けてどのように発展していくのか、大いなる期待を抱かせてもくれた。 だが周知のとおり、この気鋭のオーケストラが危機に瀕している。大阪府からの補助金が大幅に減額されることが
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