内田麻理香ブログ「カソウケンの科学どき技術どき」Powered by Ameba内田麻理香ブログ「カソウケンの科学どき技術どき」Powered by Ameba創造的な才能と編集的な才能 岩波書店の「図書」の713号 の座談会「ギリシア喜劇が進み出てきた」がすっごく読み応えありました。鼎談に登場された方は池澤夏樹氏、久保田忠利氏、中務哲郎氏。引用したい箇所はあれこれあるのですが、とりあえずモノカキ(の端くれ)として以下の文章が印象に残りました。 久保田:引用集というのはどれくらい古くからあるのでしょう。歌舞伎などでも…… 池澤 :「さわり集」というのがありますね。すごく古い気がする。世の中には創造的な才能を持っている人と編集的な才能のある人と二種類いて、後者はそういう形での本づくりをする。それから伝記にしても、一人ではなく列伝を書く人がいますね、プルタークやヴァザーリのように。ジ